となれば、なおさら７月15日に埼玉スタジアムで行なわれる浦和戦（19時10分キックオフ）への興味は尽きない。ドルトムントはメンバー選考を含め、万全の状態で臨むと約束している。
 
　スカウティング力に長けるリッケン氏は、「浦和の映像を少しだけ分析させてもらった。メンタルとフィジカルの強さ、テクニックの強さを確認した。なんにせよ、モチベーションはフルの状態で試合に臨みたい」と真顔で語った。
 
　ドルトムントは５月30日にトーマス・トゥヘルを解任したが、「まだ誰になるかは分からないけど、おそらくは新しい監督の下で最初の試合になるだろう。選手たちも『俺はやれるんだ！』というところを監督にアピールするゲームになる」（リッケン氏）
 
　このインタビューの後、ドルトムントは６月６日にアヤックスで指揮を執っていたペテル・ボシュの監督就任を発表した。そのため、浦和戦は選手間のポジション争いがスタートする、自然とモチベーションが高まるゲームと位置付けられる。
 
　ドルトムントとＪクラブの対戦は、２年前の七夕に行なわれた川崎フロンターレ（６-０で勝利）戦以来。グローバルアンバサダーとして活動するリードレ氏は、今夏の招待に感謝の意を示した。
 
「２年前の川崎戦ではとてもいい経験をさせてもらった。若い選手にとっては初めての日本上陸だったからね。Jリーグ25周年の記念の年に今回のような機会をもらって、すごく感謝している。浦和のことはまだ詳しく見てないけど、フォワードに強い選手がいると聞いているよ。全力を尽くしたいが、気温が高そうなので、そのあたりも考慮して万全の準備をしたい」