ドルトムントのスカウティング部門はJリーガーをリストアップ済み!?

ユーベとのCL決勝で得点を挙げた二人(右がリードレ氏、左がリッケン氏)。そんなレジェンドは日本の若手プレーヤーのどんなところ評価しているのだろうか? 答えに迫った。 (C) Getty Images
現在、ブンデスリーガでは12人の日本人選手が籍を置いている。ドルトムントの他にラツィオやリバプールでのプレー経験を持つリードレ氏は、「成功できなかったのは、一部の選手だけだろう。多くの日本人は自分のポジションを掴んでいる」と評価し、次のように語った。
「高い技術力を持っていて、フィジカル的にも問題はない。そして何より戦術理解度が高い。これはとても素晴らしいよ。育成年代の段階できちんと学びを受けている証だろう」
では、若手育成に定評があるドルトムントでは、選手のどのような特質を重要視するのだろうか。数多のヤングプレーヤーの力量を見定めてきたリッケン氏は「ずばり、スピードだ」と断言した。
「マルコ・ロイスやウスマン・デンベレを見れば分かるだろう。彼らに代表されるように、我々にとって“スピード”は重要なファクター。プライオリティーを置いて観察している。それに高い技術が加われば、文句なしだ」
およそ11年間、ドルトムント一筋を貫いた。常に大観衆で埋め尽くさせる本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク。その熱狂の舞台でプレーし続けることの難しさを、リッケン氏は深く理解している。メンタル面の成熟も求められるという。
「決断力があるかどうか、そこも大事だ。ドルトムントのホームゲームには毎回8万人近くが詰めかける。ファンは0-0や1-1なんて試合を望んではいない。だから当然、強烈なプレッシャーを掛けてくる。その状況で思い切った決断ができるか。我々はそういったメンタル的な部分も念頭に入れて、選手を品定めするようにしている」
クリスティアン・プリシッチやフェリックス・パスラックといった10代の若手をトップチームに定着させているドルトムントは、2014年にC大阪から丸岡満を引き抜いて以来、新たな日本人選手をスカッドに加えてはいない。
いま、Jリーグで眼鏡にかなう選手はいるのか。そう問いかけると、リッケン氏から面白い答が返ってきた。
「他クラブに獲られてしまう可能性もあるから名前は控えるが、じつは浦和にひとり、目を付けている選手がいるんだ」
その後、隣に座るリードレ氏も、「スカウト部門はすでに何人かの日本人選手をリストアップしていると思う」と付け加えた。
ドルトムントはJクラブのスカウティングを大々的に進めているようだ。ここだけの話、リッケン氏はかなり日本の若手に詳しいとの情報もある。
「高い技術力を持っていて、フィジカル的にも問題はない。そして何より戦術理解度が高い。これはとても素晴らしいよ。育成年代の段階できちんと学びを受けている証だろう」
では、若手育成に定評があるドルトムントでは、選手のどのような特質を重要視するのだろうか。数多のヤングプレーヤーの力量を見定めてきたリッケン氏は「ずばり、スピードだ」と断言した。
「マルコ・ロイスやウスマン・デンベレを見れば分かるだろう。彼らに代表されるように、我々にとって“スピード”は重要なファクター。プライオリティーを置いて観察している。それに高い技術が加われば、文句なしだ」
およそ11年間、ドルトムント一筋を貫いた。常に大観衆で埋め尽くさせる本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク。その熱狂の舞台でプレーし続けることの難しさを、リッケン氏は深く理解している。メンタル面の成熟も求められるという。
「決断力があるかどうか、そこも大事だ。ドルトムントのホームゲームには毎回8万人近くが詰めかける。ファンは0-0や1-1なんて試合を望んではいない。だから当然、強烈なプレッシャーを掛けてくる。その状況で思い切った決断ができるか。我々はそういったメンタル的な部分も念頭に入れて、選手を品定めするようにしている」
クリスティアン・プリシッチやフェリックス・パスラックといった10代の若手をトップチームに定着させているドルトムントは、2014年にC大阪から丸岡満を引き抜いて以来、新たな日本人選手をスカッドに加えてはいない。
いま、Jリーグで眼鏡にかなう選手はいるのか。そう問いかけると、リッケン氏から面白い答が返ってきた。
「他クラブに獲られてしまう可能性もあるから名前は控えるが、じつは浦和にひとり、目を付けている選手がいるんだ」
その後、隣に座るリードレ氏も、「スカウト部門はすでに何人かの日本人選手をリストアップしていると思う」と付け加えた。
ドルトムントはJクラブのスカウティングを大々的に進めているようだ。ここだけの話、リッケン氏はかなり日本の若手に詳しいとの情報もある。