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【ドイツ 1-1(6PK5) イタリア|採点&寸評】最高殊勲者はPKを2本止めたノイアー! “グッドルーザー”のイタリアは全員が軒並み高評価

カテゴリ:国際大会

遠藤孝輔、手嶋真彦

2016年07月03日

攻守に貢献したペッレ。

ポストプレーで攻撃を機能させたペッレは前線からのプレッシャーで守備でも貢献。オフ・ザ・ボールの動きも光った。

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MF
アレッサンドロ・フロレンツィ 6.5(86分OUT
54分には敵の決定機に結びつく自陣でのパスミスがあり、失点にも絡んでしまったが、86分に交代するまで、消耗を隠せなくなった終盤も、上下動を求められるタフな仕事に対しての責任を果たす。対峙するヘクターの攻め上がりを警戒しながら、遅攻の局面では高い位置まで張り出した。
 
14 ステーファノ・ストゥラーロ
ドイツのワールドクラスのセントラルMFと互角に渡り合う。デ・ロッシの負傷とT・モッタの出場停止によりお鉢が回ってきた、本来は控えの選手だ。しかし、組織の駒として違和感なく溶け込み、43分にはこぼれ球からのミドルでノイアーに冷や汗をかかせた。後半以降はさらに攻守に渡って貢献する。
 
18 マルコ・パローロ 7.5
中盤の底でバランスを取るリスク管理を担い、デ・ロッシの代役をそつなくこなす。時間の経過とともに傑出したタフさが物を言うようになり、精度の高いロングパスを使った好展開や、延長に入ってからも粘り強かった守備対応も加点の対象だ。
 
23 エマヌエレ・ジャッケリーニ
圧倒的な運動量を誇り、守備の局面では最前線でプレスを掛け、組み立てではサイドに張り出すなど、縦横無尽に動き回る。43分にはベルギー戦のゴールシーンと同じようにDFラインの裏に抜け出すフリーランニングから、前半最大のチャンスを作り出した。
 
マッティア・デ・シリオ
動きにキレがあり、対面するキンミッヒの侵攻を食い止めつつ、攻撃の局面では高い位置取りで幅と奥行きを作り出す。31分と74分に惜しいクロスがあり、PK戦でも見事に決めた。
 
FW
グラツィアーノ・ペッレ  7.5
ドイツの組み立ての起点となるセンターハーフにプレッシャーを掛けながら、強さに加えて足下を活かしたポストプレーを時間の経過とともに機能させた。74分のクロスに左足で合わせたシュートは打ち上げてしまったが、サイドに流れるオフ・ザ・ボールの走りで同点のPKへと繋がるCKを獲得する殊勲が。
 
17 エデル 7(108分OUT
運動量は相変わらず豊富で、時間の経過とともに前線で基点となる回数を増やし、その俊敏性による脅威が増した。守備の局面では、ひときわの警戒を要するクロースにとくに目を光らせながら、起点となる敵の選手に圧力を掛けつづけた。
 
交代出場
DF
マッテオ・ダルミアン 6(86分IN
燃料が枯渇したフロレンツィに代わって、右ウイングバックに。前任者と同様の役割はこなしていた。
 
FW
20 ロレンツォ・インシーニェ -(108分IN
惜しみなく力を出し切ったエデルに代わって、前線に入る。きちんと評価できるだけの時間がなかったとはいえ、そもそもの意識を含めた守備面の働きにいささかの難があり、コンテがなかなか交代のカードを切らなかった理由の一端がうかがい知れた。
 
FW
シモーネ・ザザ -(120+1分IN
延長終了間際におそらくPK要員として登場。期待されたキックは外してしまったが、それを責めるのは酷だろう。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
文:手嶋真彦
 
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