攻守に貢献したペッレ。
MF
8 アレッサンドロ・フロレンツィ 6.5(86分OUT)
54分には敵の決定機に結びつく自陣でのパスミスがあり、失点にも絡んでしまったが、86分に交代するまで、消耗を隠せなくなった終盤も、上下動を求められるタフな仕事に対しての責任を果たす。対峙するヘクターの攻め上がりを警戒しながら、遅攻の局面では高い位置まで張り出した。
14 ステーファノ・ストゥラーロ 7
ドイツのワールドクラスのセントラルMFと互角に渡り合う。デ・ロッシの負傷とT・モッタの出場停止によりお鉢が回ってきた、本来は控えの選手だ。しかし、組織の駒として違和感なく溶け込み、43分にはこぼれ球からのミドルでノイアーに冷や汗をかかせた。後半以降はさらに攻守に渡って貢献する。
18 マルコ・パローロ 7.5
中盤の底でバランスを取るリスク管理を担い、デ・ロッシの代役をそつなくこなす。時間の経過とともに傑出したタフさが物を言うようになり、精度の高いロングパスを使った好展開や、延長に入ってからも粘り強かった守備対応も加点の対象だ。
23 エマヌエレ・ジャッケリーニ 7
圧倒的な運動量を誇り、守備の局面では最前線でプレスを掛け、組み立てではサイドに張り出すなど、縦横無尽に動き回る。43分にはベルギー戦のゴールシーンと同じようにDFラインの裏に抜け出すフリーランニングから、前半最大のチャンスを作り出した。
2 マッティア・デ・シリオ 7
動きにキレがあり、対面するキンミッヒの侵攻を食い止めつつ、攻撃の局面では高い位置取りで幅と奥行きを作り出す。31分と74分に惜しいクロスがあり、PK戦でも見事に決めた。
FW
9 グラツィアーノ・ペッレ 7.5
ドイツの組み立ての起点となるセンターハーフにプレッシャーを掛けながら、強さに加えて足下を活かしたポストプレーを時間の経過とともに機能させた。74分のクロスに左足で合わせたシュートは打ち上げてしまったが、サイドに流れるオフ・ザ・ボールの走りで同点のPKへと繋がるCKを獲得する殊勲が。
17 エデル 7(108分OUT)
運動量は相変わらず豊富で、時間の経過とともに前線で基点となる回数を増やし、その俊敏性による脅威が増した。守備の局面では、ひときわの警戒を要するクロースにとくに目を光らせながら、起点となる敵の選手に圧力を掛けつづけた。
交代出場
DF
4 マッテオ・ダルミアン 6(86分IN)
燃料が枯渇したフロレンツィに代わって、右ウイングバックに。前任者と同様の役割はこなしていた。
FW
20 ロレンツォ・インシーニェ -(108分IN)
惜しみなく力を出し切ったエデルに代わって、前線に入る。きちんと評価できるだけの時間がなかったとはいえ、そもそもの意識を含めた守備面の働きにいささかの難があり、コンテがなかなか交代のカードを切らなかった理由の一端がうかがい知れた。
FW
7 シモーネ・ザザ -(120+1分IN)
延長終了間際におそらくPK要員として登場。期待されたキックは外してしまったが、それを責めるのは酷だろう。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文:手嶋真彦
8 アレッサンドロ・フロレンツィ 6.5(86分OUT)
54分には敵の決定機に結びつく自陣でのパスミスがあり、失点にも絡んでしまったが、86分に交代するまで、消耗を隠せなくなった終盤も、上下動を求められるタフな仕事に対しての責任を果たす。対峙するヘクターの攻め上がりを警戒しながら、遅攻の局面では高い位置まで張り出した。
14 ステーファノ・ストゥラーロ 7
ドイツのワールドクラスのセントラルMFと互角に渡り合う。デ・ロッシの負傷とT・モッタの出場停止によりお鉢が回ってきた、本来は控えの選手だ。しかし、組織の駒として違和感なく溶け込み、43分にはこぼれ球からのミドルでノイアーに冷や汗をかかせた。後半以降はさらに攻守に渡って貢献する。
18 マルコ・パローロ 7.5
中盤の底でバランスを取るリスク管理を担い、デ・ロッシの代役をそつなくこなす。時間の経過とともに傑出したタフさが物を言うようになり、精度の高いロングパスを使った好展開や、延長に入ってからも粘り強かった守備対応も加点の対象だ。
23 エマヌエレ・ジャッケリーニ 7
圧倒的な運動量を誇り、守備の局面では最前線でプレスを掛け、組み立てではサイドに張り出すなど、縦横無尽に動き回る。43分にはベルギー戦のゴールシーンと同じようにDFラインの裏に抜け出すフリーランニングから、前半最大のチャンスを作り出した。
2 マッティア・デ・シリオ 7
動きにキレがあり、対面するキンミッヒの侵攻を食い止めつつ、攻撃の局面では高い位置取りで幅と奥行きを作り出す。31分と74分に惜しいクロスがあり、PK戦でも見事に決めた。
FW
9 グラツィアーノ・ペッレ 7.5
ドイツの組み立ての起点となるセンターハーフにプレッシャーを掛けながら、強さに加えて足下を活かしたポストプレーを時間の経過とともに機能させた。74分のクロスに左足で合わせたシュートは打ち上げてしまったが、サイドに流れるオフ・ザ・ボールの走りで同点のPKへと繋がるCKを獲得する殊勲が。
17 エデル 7(108分OUT)
運動量は相変わらず豊富で、時間の経過とともに前線で基点となる回数を増やし、その俊敏性による脅威が増した。守備の局面では、ひときわの警戒を要するクロースにとくに目を光らせながら、起点となる敵の選手に圧力を掛けつづけた。
交代出場
DF
4 マッテオ・ダルミアン 6(86分IN)
燃料が枯渇したフロレンツィに代わって、右ウイングバックに。前任者と同様の役割はこなしていた。
FW
20 ロレンツォ・インシーニェ -(108分IN)
惜しみなく力を出し切ったエデルに代わって、前線に入る。きちんと評価できるだけの時間がなかったとはいえ、そもそもの意識を含めた守備面の働きにいささかの難があり、コンテがなかなか交代のカードを切らなかった理由の一端がうかがい知れた。
FW
7 シモーネ・ザザ -(120+1分IN)
延長終了間際におそらくPK要員として登場。期待されたキックは外してしまったが、それを責めるのは酷だろう。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文:手嶋真彦