【J1採点&寸評】仙台×川崎|小細工なしのぶつかり合いで川崎が仙台を粉砕!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年07月02日

川崎――最後まで攻撃の手を緩めぬ采配。攻め切って大きな勝点3を得る。

ピッチの幅を広く使って、サイドを変える展開から2得点。後半にも攻撃の手を緩めずに3ゴール目を奪うなど、横綱相撲を披露した。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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14 中村憲剛 6.5
急所を熟知するプレーぶりで、攻撃にリズムを作るとともに絶妙な変化を与える。21分に小林の得点をアシスト。87分の三好の得点シーンでは、受け手のスピードを殺さぬ高精度のパスを供給した。
 
FW
11 小林 悠 7(88分OUT
抜群のスピードを武器にして、1対1で石川直を翻弄。裏を突く動き出しとエアバトルの強さで、1得点・1アシストと躍動した。左サイドに移ってからは、少し存在感が薄れてしまったか。
 
13 大久保嘉人 5.5
強烈なプレッシャーを受け続けて、本来のパフォーマンスとはいかず。48分に中村、E・ネットとつながって訪れた決定機を逃したことが悔やまれる。ストライカーとしてゴールできなかったため、辛めの評価となった。
 
交代出場
17 武岡優斗 5.5(46分IN
右SBに入って、堅実に攻撃の芽を摘む。1対1のシーンでも決して焦ることなく、飛び込まずに相手の選択肢を制限した。
 
26 三好康児 6.5(75分IN
カウンターから、嬉しいリーグ戦初ゴールをゲット。相手DFの股を抜いてニアサイドに突き刺したシュートは見事のひと言だった。
 
7 橋本晃司 -(88分IN
逃げ切りのためではなく、攻め切るために投入される。出場時間は短かったものの、高い技術で有効な切り札であることを示した。
 
監督
風間八宏 6.5
途中でもたつく時間帯もあったが、試合開始直後からボールを保持して攻め切るサッカーを貫き、アウェーで仙台を粉砕。最後まで貪欲にゴールを目指す起用法も大当たりだった。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

6月23日発売号のサッカーダイジェストの特集は、J1全18クラブの補強&改善計画書。今季前半戦の戦いぶりを振り返りつつ、第2ステージに向けた強化ポイントを探ってみました。インタビューでは、大宮の家長選手、柏の中村選手が登場。クラブダイジェストでは、熊本を取り上げています。

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