浦和――「3枚替え」はまたも実らず。アタッカー陣もノーゴールが続く…。
7 梅崎 司 6 (73分OUT)
セットプレーを担当し、CKからチャンスも作る。シャドーの位置で、一旦グッとボールを収めたり、ミドルを放ったり、最近チームに欠けていた仕事で貢献したが……。
9 武藤雄樹 5.5(73分OUT)
アグレッシブなプレッシングと、彼らしいまずボールを持ったら縦に仕掛けるスタイルで推進力を与える。下がる動きからクロスを放ち、関根のゴールに結び付けた。
FW
30 興梠慎三 5 (84分OUT)
サイドをえぐるフリーランからクロスを放ち駒井の決定機を演出。後半の2本の決定的なシュートのうち、1本は決めたかった。本人も「FWが決めないと、勝てない」と悔やんだ。
交代出場
MF
10 柏木陽介 4.5 (73分IN)
効果的な縦パスを入れられず。完全に狙われていたバックパスを佐藤に奪われて失点。「謝って済む問題ではない。プレーで取り戻しかない。全力で勝つ」と唇を噛み締めた。
MF
20 李 忠成 5 (73分 IN)
ボールを受けようとしたが、気持ちが急いてしまい空回り。チャンスに絡めなかった。
FW
21 ズラタン 5.5 (75分IN)
柏木のCKと森脇のクロスにヘッドで合わせて2本連続でクロスバーを直撃。一本決めていれば、なにかが起きていたかもしれなかったが……。
監督
ペトロヴィッチ 4.5
「3枚替え」は失敗に終わる。G大阪戦以上にDF陣が前掛かり、そのバランスの悪さを突かれてことごとく失点……。どこに問題があるのか、チーム状況を客観的に捉えられていない感じもする。過去の敗戦や失敗からなにも学んでいない、と言われても仕方ない状況にある。一方、期待に応えられずにいる、選手たちに問題があるともいえるが……。
取材・文:塚越 始 (サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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