中村が語るチームの課題|「誰かがいなくなったら調子が狂う」「(大島)僚太は、ボランチの相方が誰でも上手くコントロールすること」
■課題3 「誰かがいなくなったら調子が狂う」
タイプの違う2列目がいるから選択肢も増える。(原川)力は実力を見せつけているし、(エドゥアルド・)ネットも入って、(大島)僚太に火が付くと思う。勝ちながらこういうのはいい。それから同じテンポで戦える選手が増えてきた。今までの課題は、誰かがいなくなったら調子が狂うというもの。ちょっとずつ克服されてきているのは、多分、風間監督も感じていると思う。
間違いなく、チーム内の競争が激しくなってきた。『フロンターレと言えば、こういう面子で、こういうサッカー』というが、良い意味で若干なくなりかけきたのかな。いろいろな選手を組み込みながら、もうひとつ上に行けるのかなと思う。
■課題4 「(大島)僚太の課題は、ボランチの相方が誰でも上手くコントロールすること」
(大島とE・ネットの2ボランチでスタートしたが)今回はちょっと誤算だったんじゃないかな。もう少し後ろでビルドアップして、俺と嘉人にボールが入るという算段だったと思うけど、まったくボールが入らずに(相手のプレスを)思い切り受けていた。
僚太の課題は、(ボランチの)相方が誰であろうと、上手くコントロールすること。例えば(鳥栖戦で)俺がやったように、思い切り下がって時間を作るとか。それが流れに大きな影響を与えるかどうか分からないけど、チームに一呼吸与えるとか、ボランチは考えないといけない。
僚太は良くも悪くも自分の流れでプレーする。良い時はハマるけど、悪い時は引っかかっちゃう。(今日の試合が)考えるきっかけになればいいと思う。

右足首腓骨筋腱炎を抱える大島はE・ネットと2ボランチで先発するも、早々に右サイドハーフへ移動。システム変更や足の状態もあって41分に交代し、すぐさま足をアイシング。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)