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【高校選手権】東福岡 5-0 國學院久我山|激闘の舞台裏を徹底分析。東福岡の主将・中村健人がふと気付いた“盲点”とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年01月11日

1年を通して成長を続けた東福岡。「個」と「組織」で圧倒し、選手権の頂点に。

組織を重視したチーム作りで頂点に立った東福岡。GK脇野は「みんなで努力してきたからこそ、今日に至ることができた」と胸を張った。 写真:田中研治

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 一方、東福岡の森重監督は「大したものだな」と感心しながら、選手たちの戦いぶりを見ていたという。

 現チームはなにかと中島賢星(現横浜)、増山朝陽(神戸)らを擁した一年上の世代と比べられてきた。それでもプロ内定者のいない今回のチームがインターハイ、選手権と夏と冬の二冠に輝いた。

「昨年度のチームは『個』を活かしつつ、組織を大事にして戦った。でも、さらに組織を重視していれば、もっと良い結果が生まれたかもしれなかった。今年のチームはそこまで個の力がなかった、と言っては失礼になるかもしれないが、そういった反省材料が活かされた。身体を張ってシュートをブロックした場面なんて、『こいつら頑張っているな』って思いながら見ていた。したたかさと堅実さを持ってプレーしていた」

 宮原裕司、金古聖司、千代反田充(いずれも元福岡など)らを擁して、17年前にコーチとして選手権制覇を経験した。「次の優勝もすぐできるだろう、と思っていたら、17年もかかってしまった」と指揮官は苦笑いを浮かべた。

 GK脇野敦至は胸を張って言った。

「『個』の力が先輩たちほど高くなく、失点も多いチームだったので、守備の練習に時間を割いて取り組んできた。みんなで努力してきたからこそ、今日に至ることができた」

 とはいえ、それでも「個」の力がモノをいう4-3-3(守備時は4-1-4-1)で選手権制覇を成し遂げたあたりにも、東福岡のこだわりとプライドが感じられた。

「選手権は約2週間で6試合をこなさなければいけない。そのための準備が求められる」と、この試合のみならず、大会の対策についても試行錯誤を重ねながら練ってきた東福岡が、結果的には決勝で「個」と「組織」で圧倒し、選手権の頂点に立った。

【選手権PHOTOハイライト】埼玉/決勝 東福岡×國學院久我山

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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