【高校選手権】東福岡 5-0 國學院久我山|激闘の舞台裏を徹底分析。東福岡の主将・中村健人がふと気付いた“盲点”とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年01月11日

「サイドから僕にパスが入ってきた時、相手が釣られて出てきていた」(中村)

先制点の起点になった中村(10番)。十分に相手を引きつけてからパスを出し、ゴール前にスペースを作った。 写真:田中研治

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 東福岡が5-0で國學院久我山を下し、17年ぶり2度目の選手権制覇を成し遂げた。結果的に大差がついた一戦、勝敗を分けた差はどこにあったのか。選手、監督のコメントから激闘の舞台裏を探る。

【選手権PHOTOハイライト】埼玉/決勝 東福岡×國學院久我山

※編集部・注/決勝と準決勝は45分ハーフ。

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「試合を重ねるごとに強さが増している」

 東福岡の森重潤也監督は、國學院久我山が大会中に成長を遂げていることを警戒し、その勢いを生んでいる“要因”をこう分析した。

「10番の澁谷(雅也)くん、14番の名倉(巧)くん、このふたりに前を向かせてドリブルをさせないこと。彼らにボールが収まると、7番の鈴木(遙太郎)くん、3番の知久(航介)くんも押し上げ、サイドにパスを散らせばサイドバックも攻撃参加してくる。その押し上げてきた時に誰が対応するのか、その対策を整理した」

 一方、國學院久我山は準決勝の青森山田戦に続き、「ギャップを突く」ことを合言葉にしていた。

 東福岡のアンカーを務める鍬先祐弥の両サイドにできたスペースでボールを受けて、ボランチが押し上げる。トップ下の名倉は次のように説明した。

「青森山田戦で上手くギャップを突いて前を向けていたので、自分がパスを受けて攻撃を引き出そうとした」

 東福岡の布陣は、2日前に2-1の逆転勝利を収めた青森山田とほぼ同じ、アンカーを置くシステムとあって(4-3-3)、全員でイメージも共有できていた。

 試合開始から主導権を握ったのは、東福岡だった。両サイドにボールを展開して揺さぶりながら、隙があれば中央突破を試みる。

 アタックを繰り返すなかで、キャプテンの中村健人はふと気付いた。

「サイドから僕にパスが入ってきた時、相手が釣られて出てきていた」

 前半36分、バイタルエリアの中央のスペースで中村がパスを受ける。その瞬間、中村は「釣られて出てきていた、あのシーンが頭をよぎった」。
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