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京都のスリナム代表GKヴァルネル・ハーンの知られざるキャリア。16歳で名門アヤックスに入団も居場所を失い、スウェーデンでは受け入れ難い現実も…

カテゴリ:Jリーグ

鈴木肇

2023年05月21日

フリットやファン・ダイクらもスリナム系

 最後に、スリナムについても触れておきたい。南米大陸の北東部に位置する(サッカー協会は北中米・カリブ海サッカー連盟に所属)人口約60万の国は、16世紀から17世紀にかけて起きたオランダとイギリスによる争いを経て、1667年にオランダの植民地になった。1975年に独立したが、その後もオランダとの関係は強く、公用語はオランダ語である。

 また独立に際して、オランダ国籍またはスリナム国籍を選択することになり、多くの人がより良い生活を求め、オランダ国籍を選択してオランダに移住した。オランダといえば、ルート・フリット、フランク・ライカールト、パトリック・クライファート、フィルジル・ファン・ダイクなど、過去から現在まで数多くのスリナム系名選手を輩出している。
 
 ヨーテボリ時代に、ある名物サポーターがスタジアムでスリナムの国旗を掲げたことがあった。ハーンは後日、「一人の選手のために国旗を購入してくれるなんて尊敬しかない。とても心に響いたよ。スリナムのルーツを持っていることを誇りに思う。サッカーの素晴らしい点だ」と語っていた。

 不本意なかたちでヨーテボリを去ることになったハーンだが、京都では一年でも長くプレーしてほしい。

文●鈴木肇
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