メディアがレフェリーの判定について議論をする場を設けるのは“あり”。
――最後に今季、審判の判定については、「誤審」と問題視される事例が増えています。
「昔と違ってサッカーを取り巻く環境は大きく変わっています。スタジアムには高画質のビジョンがあり、オフサイドカメラの位置で撮ったものが、すぐにそのまま世の中に拡散される。環境が良くなり、見る目も肥えていくなかで、もちろん審判のレベルアップはもっと図っていかなくてはいけません。
一方でファン・サポーターにも知っていただきたいのは、毎節の全試合を審判アセッサーが採点し、年間2回、レフェリーの昇降格があり、彼らも相当厳しいフィードバックを受けながらトレーニングを積んでいます。期待値に辿り着いていなければ努力は惜しみませんし、そこはJリーグと審判委員会が一体となってレベルアップに日々励んでいます」
――判定についてはもっと、日本も自由に議論できる場を設けたいところですね。
「そうですよね。メディアがレフェリーの判定について議論をする場を設けるのは、私はありだと思っています。審判は人間がやることであってボールより早く走れるわけがない。失敗することもある。そうしたことをチームや選手、ファン・サポーターもメディアも分かったうえで、いかに議論しながら改善していくのかがサッカーを楽しむ本質だとすれば、そういう場があっても私は良いと思いますし、それがサッカー文化でしょう。ひいてはゲームのクオリティ向上にもつながっていくはずです」
取材・文:谷沢直也(サッカーダイジェスト編集長)
「昔と違ってサッカーを取り巻く環境は大きく変わっています。スタジアムには高画質のビジョンがあり、オフサイドカメラの位置で撮ったものが、すぐにそのまま世の中に拡散される。環境が良くなり、見る目も肥えていくなかで、もちろん審判のレベルアップはもっと図っていかなくてはいけません。
一方でファン・サポーターにも知っていただきたいのは、毎節の全試合を審判アセッサーが採点し、年間2回、レフェリーの昇降格があり、彼らも相当厳しいフィードバックを受けながらトレーニングを積んでいます。期待値に辿り着いていなければ努力は惜しみませんし、そこはJリーグと審判委員会が一体となってレベルアップに日々励んでいます」
――判定についてはもっと、日本も自由に議論できる場を設けたいところですね。
「そうですよね。メディアがレフェリーの判定について議論をする場を設けるのは、私はありだと思っています。審判は人間がやることであってボールより早く走れるわけがない。失敗することもある。そうしたことをチームや選手、ファン・サポーターもメディアも分かったうえで、いかに議論しながら改善していくのかがサッカーを楽しむ本質だとすれば、そういう場があっても私は良いと思いますし、それがサッカー文化でしょう。ひいてはゲームのクオリティ向上にもつながっていくはずです」
取材・文:谷沢直也(サッカーダイジェスト編集長)