レアンドロ・ダミアンのゴールパターン分析
レアンドロ・ダミアン選手の今シーズンを振り返ると、スタメンは27回、途中出場が7回。欠場は3回で出場時間は2203分。チームの選手起用の方針や戦い方、求められる役割の違いもありますが、前田選手よりも500分以上短い出場時間ながら同じゴール数を挙げ、コンスタントな結果を出しています。ハットトリックこそありませんが、2点獲った試合が5回、連続ゴールが4回と、やはり固め取りができていることで、今季は得点王を狙える位置に顔を出せています。
L・ダミアン選手も前田選手と同様、ペナルティエリア内での得点が多いのですが、違いはゴールエリア内での得点が4つだけで、少しゴールから遠い位置からでも得点が奪えるということ。あまり深い位置に入らずとも、DFを背負いながらもゴールを奪える。象徴的なのが、16節の湘南戦でも見せたオーバーヘッドでの得点でしょう。こうしたアクロバティックな形でのゴールもあれば、さらに前田選手にはあまりないゴールエリアの幅の外からの得点も5つあります。逆サイドへのパワーシュートが打てるのもL・ダミアン選手の特長です。
一方で前田選手と同じ傾向にあるのが、右サイドの選手からのアシストが多いということ。最も多いのが右サイドバックの山根選手の7アシストで、続いて右ウイングの家長選手、センターバックの谷口選手の2アシストです。ひとりの選手がこれだけアシストをするというのも珍しいですが、横浜とすれば山根選手とL・ダミアン選手のホットラインをいかに阻止するかは、大きなテーマになるでしょう。もちろん、山根選手を抑えるには、キープ力の高い家長選手とのコンビネーションをどう封じるかもカギを握ります。
逆に左サイドはマルシーニョ選手、登里選手が1アシストずつで、三笘選手を入れても3つと少ない。L・ダミアン選手のゴールの内訳は右足15点、左足3点、頭が4点。この数字からは、右からのパスを右足で決めるのが得意と見て取れますが、家長選手のアシストには左サイドへ移動してからのクロスも含まれていますし、左からのボールが不得意とも言い切れません。いずれにしても、精度の高いボールが入ってくれば、L・ダミアン選手の得点の可能性は高まるでしょう。
また、前田選手と対照的なデータとして、時間帯別得点を見るとL・ダミアン選手はゲームの序盤15分が最も得点が多い。他の時間帯でもバランスよく得点を挙げていますが、最初からギアを入れて飛ばせる選手だと言えます。これはコロナ禍以降のスタイルで、後半途中に小林選手や知念選手と交代することが多いためでもありますが、だからこそ試合の頭から飛ばせる。ただ、ここ数試合は鬼木監督も小林選手を右サイドに回して、L・ダミアン選手をそのまま残したりしているので、L・ダミアン選手に得点王を獲らせたいという思惑も感じます。そのあたりの采配とともに、やはり立ち上がりの15分でゲームがどう動くのかは注目です。
一方で前田選手と同じ傾向にあるのが、右サイドの選手からのアシストが多いということ。最も多いのが右サイドバックの山根選手の7アシストで、続いて右ウイングの家長選手、センターバックの谷口選手の2アシストです。ひとりの選手がこれだけアシストをするというのも珍しいですが、横浜とすれば山根選手とL・ダミアン選手のホットラインをいかに阻止するかは、大きなテーマになるでしょう。もちろん、山根選手を抑えるには、キープ力の高い家長選手とのコンビネーションをどう封じるかもカギを握ります。
逆に左サイドはマルシーニョ選手、登里選手が1アシストずつで、三笘選手を入れても3つと少ない。L・ダミアン選手のゴールの内訳は右足15点、左足3点、頭が4点。この数字からは、右からのパスを右足で決めるのが得意と見て取れますが、家長選手のアシストには左サイドへ移動してからのクロスも含まれていますし、左からのボールが不得意とも言い切れません。いずれにしても、精度の高いボールが入ってくれば、L・ダミアン選手の得点の可能性は高まるでしょう。
また、前田選手と対照的なデータとして、時間帯別得点を見るとL・ダミアン選手はゲームの序盤15分が最も得点が多い。他の時間帯でもバランスよく得点を挙げていますが、最初からギアを入れて飛ばせる選手だと言えます。これはコロナ禍以降のスタイルで、後半途中に小林選手や知念選手と交代することが多いためでもありますが、だからこそ試合の頭から飛ばせる。ただ、ここ数試合は鬼木監督も小林選手を右サイドに回して、L・ダミアン選手をそのまま残したりしているので、L・ダミアン選手に得点王を獲らせたいという思惑も感じます。そのあたりの采配とともに、やはり立ち上がりの15分でゲームがどう動くのかは注目です。