「スぺインやメキシコとの差は…」三好康児が振り返る東京五輪【インタビュー/前編】

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2021年10月21日

「僕がA代表に入った時も、“そうした場面”を増やせれば」

10月シリーズではA代表に久しぶりに招集される。出場はなかったものの、貴重な経験を積んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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――五輪での悔しさを経験し、A代表への想いも強くなったのでは?

「もちろんです。僕らの年代はアンダー世代から卒業し、ここからはA代表としてワールドカップを目指します。五輪での悔しさを晴らしたいとの想いは強いです。そもそも僕がサッカーを始めたのもワールドカップで活躍したいとの夢を持ったからです。今はより力をつけA代表でやってやろうと、改めて思っています」

――9月に行なわれたカタール・ワールドカップ・アジア最終予選は見ましたか?(その後、10月のワールドカップ最終予選のメンバーに選出)

「中国戦(〇1-0)はライブで観て、オマーン戦(●0-1)はハイライトをチェックしました」

――アジアでの戦いはどう想像していますか?

「ワールドカップの最終予選は、独特の緊張感があるんだろうなと予想しています。アンダー世代での経験から言えば、アジアには日本をリスペクトして引いてくる相手が多いです。まずは日本に点を取らせないように守備から入って、一発を狙ってくる。そうなると、狭いスペースでボールを動かしながら攻撃を組み立て、ゴール前のブロックをどう崩すかが求められます。ドリブルやミドルシュートなど、個人での打開力が確実に必要になります」
 
――三好選手のドリブルやテクニックは、まさにそうした違いを生み出す武器になります。A代表に入った時のイメージはどうでしょう?

「どこのポジションで使われそうかは想像しています。ここに入ってこういうプレーがしたいとか、こうできたらもっと効果的だろうなと考えながら試合を見ています」

――「ここに入って、こういうプレーがしたい」とは、具体的には?

「狭いスペースでも前を向いて攻撃を作る特長を出せればいいなと。9月の中国戦では(トップ下の久保)建英が少し下りて、そこからアタッキングサードを崩しにかかっていましたよね。僕が入った時も、そうした場面を増やせればと考えています。とはいえ、外から見て言うのは簡単ですからね、実際に入った時に何ができるかが大事です」

(中編へ続く)

取材・文●本田健介・多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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