「今の時代を生きていくにはデジタルの活用がホントに欠かせない」
――先日(7月10日)、久々の有観客ライブ『ナオトの日2021』を開催されました。やはりグッとくるものはありましたか?
「お客さんはマスクを付けているし、声を出すのも禁止というルールだったので、ライブ前は不安でした。でも、マスクで顔が半分隠れていて声も出せないのに、お客さんの存在をしっかり感じられるんですよ。もうね、ステージに上がっただけで涙が出てきましたよ。拍手はオッケーだったんですけど、その拍手もビシビシと心に響きましたね」
――もちろんコロナ前のようなライブではなく歯痒さもありながら、お客さんの前で歌うってことはやっぱり格別なんですね。
「ホントに嬉しかったですね。ナオトフェスとは別でオンラインライブを2回ほどやってたくさんの方が見てくれたんですけど、あれはやっぱりお客さんの顔が見えないから、こんな反応なのかなって想像しながらやるしかないんですね。それを経ているからなおさら、声は出せないけど目の前にお客さんがいることの素晴らしさを実感しました。アドレナリンが出てモチベーションが高まるし、充実感もまったく違いましたね」
――スポーツ界でも音楽界でも、この1年半は「お客さんの力」というものを改めて実感させられますよね。
「そうですね。僕はさっき言ったようなライブで叩き上げてきた人間なんで、とくにそう強く思います」
――いまサッカー界でもTikTokのアカウントを持つクラブがすごく増えていて、既存のSNSには上げないような動画をアップして話題になるケースも増えています。ナオトさんは今後、TikTokで新しい試みとかは考えてらっしゃいますか?
「みんなやってますよねサッカークラブも。僕はそうだな、いま海外挑戦がコロナ禍で中途半端な状態なんですよ(編集部・注/世界3大レーベルの1つ『ユニバーサルミュージック ラテン』と契約し、2019年9月に『Naoto』名義で『El Japonés』を発表して世界デビューしたものの、コロナ禍で活動が中断している)。日本人が想像している以上に世界のTikTok熱ってすごいじゃないですか? 超有名なアーティストさんたちもすごく上手に使ってらっしゃる。だからこれまでは完全に日本向けにやってきましたけど、今後は少し世界を見据えたチャレンジもやっていきたいなと」
――世界を見据えたというのは、言語の意味でもですか?
「そうです、そうです。Naoto名義だとスペイン語で歌っているので、スペイン語を使った動画を作ったり、スペイン語圏のアーティストさんとコラボなんかもやっていきたいなと。あっ、それとバズ・マジシャン・シンさんとコラボしたマジック動画がすごくバズったんですよTikTokで。なんと5000万再生を超えて。あれで海外のフォロワーさんがすごく増えたので、ああいう非言語の動画もありだなって思います。そこで本職はアーティストだって知ってもらえば、コラボの話もくるかもしれないですしね」
――たしかに最近は、国もジャンルも異なるアーティスト同士がTikTok上で出会ってコラボ、みたいなパターンも増えていますよね。
「そうそう、あのパターンです。スペイン語圏のアーティストとかと組めたら楽しいだろうし、世界に向けた良い露出機会になるなと」
――最近は「ウィズコロナの時代」という言われ方もしますが、デジタルの活用はスポーツ界でも音楽界でもますます重要になっていきそうですね。
「デジタルは個人的に後れを取っていた分野だったので、このコロナ禍でその実績が積めて成果を出せたのは非常に大きかったですね。今の時代を生きていくには、TikTokなどデジタルの活用がホントに欠かせないなと。ライブも生もあるけど配信もあるとか、ハイブリッドなものになっていく可能性があると思います。今はライブ終わった後の控室でアフタートークなども配信してるんですけど、そんなのは今までは考えたこともなかったです正直」
――今の時代は、そういった舞台裏コンテンツがすごく喜ばれますよね。
「そうなんですよ、お客さんはそれもすごく喜んでくれるんですよね。この逆境の中で生まれたコンテンツってデジタル面はたくさんある。それぞれのメディアやSNSの特長もあるし、アンテナは張っておきたいですね。自分の変革に挑戦させてもらったという意味で、TikTokには感謝していますホントに。ワールドサッカーダイジェストの読者のみなさんも、是非ともフォローをお願いします!!」
インタビュー●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)
ナオト・インティライミさんの公式TikTokはこちら!
【PROFILE】
ナオト・インティライミ/三重県生まれ、千葉県育ちのシンガーソングライター。世界66カ国を一人で渡り歩いて各地でライブを実施する。2010年にメジャーデビューし、2012年にはNHK紅白歌合戦に初出場。2018年末には約3年ぶりのドーム公演をナゴヤドームで開催し、2019年9月からは全国25か所31公演のホールツアーを大成功させる。同年9月には世界三大レーベルの『ユニバーサルミュージック ラテン』より世界デビューを果たした。2020年には初の生配信ライブも実施し、10月には初のEP『オモワクドオリ』を発売。今年は「10周年!アニバーサリーおまっとぅりYEAR」がついに始動! 1月にはTBS『逃げるは恥だが役に立つ』新春SPに出演。7月10日の『ナオトの日』にて2曲の配信シングルがリリースされ、9月29日には10周年記念ベストアルバム『The Best -10th Anniversary- 』のリリース、10月2日からは全国ツアーの開催も決定している。
「お客さんはマスクを付けているし、声を出すのも禁止というルールだったので、ライブ前は不安でした。でも、マスクで顔が半分隠れていて声も出せないのに、お客さんの存在をしっかり感じられるんですよ。もうね、ステージに上がっただけで涙が出てきましたよ。拍手はオッケーだったんですけど、その拍手もビシビシと心に響きましたね」
――もちろんコロナ前のようなライブではなく歯痒さもありながら、お客さんの前で歌うってことはやっぱり格別なんですね。
「ホントに嬉しかったですね。ナオトフェスとは別でオンラインライブを2回ほどやってたくさんの方が見てくれたんですけど、あれはやっぱりお客さんの顔が見えないから、こんな反応なのかなって想像しながらやるしかないんですね。それを経ているからなおさら、声は出せないけど目の前にお客さんがいることの素晴らしさを実感しました。アドレナリンが出てモチベーションが高まるし、充実感もまったく違いましたね」
――スポーツ界でも音楽界でも、この1年半は「お客さんの力」というものを改めて実感させられますよね。
「そうですね。僕はさっき言ったようなライブで叩き上げてきた人間なんで、とくにそう強く思います」
――いまサッカー界でもTikTokのアカウントを持つクラブがすごく増えていて、既存のSNSには上げないような動画をアップして話題になるケースも増えています。ナオトさんは今後、TikTokで新しい試みとかは考えてらっしゃいますか?
「みんなやってますよねサッカークラブも。僕はそうだな、いま海外挑戦がコロナ禍で中途半端な状態なんですよ(編集部・注/世界3大レーベルの1つ『ユニバーサルミュージック ラテン』と契約し、2019年9月に『Naoto』名義で『El Japonés』を発表して世界デビューしたものの、コロナ禍で活動が中断している)。日本人が想像している以上に世界のTikTok熱ってすごいじゃないですか? 超有名なアーティストさんたちもすごく上手に使ってらっしゃる。だからこれまでは完全に日本向けにやってきましたけど、今後は少し世界を見据えたチャレンジもやっていきたいなと」
――世界を見据えたというのは、言語の意味でもですか?
「そうです、そうです。Naoto名義だとスペイン語で歌っているので、スペイン語を使った動画を作ったり、スペイン語圏のアーティストさんとコラボなんかもやっていきたいなと。あっ、それとバズ・マジシャン・シンさんとコラボしたマジック動画がすごくバズったんですよTikTokで。なんと5000万再生を超えて。あれで海外のフォロワーさんがすごく増えたので、ああいう非言語の動画もありだなって思います。そこで本職はアーティストだって知ってもらえば、コラボの話もくるかもしれないですしね」
――たしかに最近は、国もジャンルも異なるアーティスト同士がTikTok上で出会ってコラボ、みたいなパターンも増えていますよね。
「そうそう、あのパターンです。スペイン語圏のアーティストとかと組めたら楽しいだろうし、世界に向けた良い露出機会になるなと」
――最近は「ウィズコロナの時代」という言われ方もしますが、デジタルの活用はスポーツ界でも音楽界でもますます重要になっていきそうですね。
「デジタルは個人的に後れを取っていた分野だったので、このコロナ禍でその実績が積めて成果を出せたのは非常に大きかったですね。今の時代を生きていくには、TikTokなどデジタルの活用がホントに欠かせないなと。ライブも生もあるけど配信もあるとか、ハイブリッドなものになっていく可能性があると思います。今はライブ終わった後の控室でアフタートークなども配信してるんですけど、そんなのは今までは考えたこともなかったです正直」
――今の時代は、そういった舞台裏コンテンツがすごく喜ばれますよね。
「そうなんですよ、お客さんはそれもすごく喜んでくれるんですよね。この逆境の中で生まれたコンテンツってデジタル面はたくさんある。それぞれのメディアやSNSの特長もあるし、アンテナは張っておきたいですね。自分の変革に挑戦させてもらったという意味で、TikTokには感謝していますホントに。ワールドサッカーダイジェストの読者のみなさんも、是非ともフォローをお願いします!!」
インタビュー●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)
ナオト・インティライミさんの公式TikTokはこちら!
【PROFILE】
ナオト・インティライミ/三重県生まれ、千葉県育ちのシンガーソングライター。世界66カ国を一人で渡り歩いて各地でライブを実施する。2010年にメジャーデビューし、2012年にはNHK紅白歌合戦に初出場。2018年末には約3年ぶりのドーム公演をナゴヤドームで開催し、2019年9月からは全国25か所31公演のホールツアーを大成功させる。同年9月には世界三大レーベルの『ユニバーサルミュージック ラテン』より世界デビューを果たした。2020年には初の生配信ライブも実施し、10月には初のEP『オモワクドオリ』を発売。今年は「10周年!アニバーサリーおまっとぅりYEAR」がついに始動! 1月にはTBS『逃げるは恥だが役に立つ』新春SPに出演。7月10日の『ナオトの日』にて2曲の配信シングルがリリースされ、9月29日には10周年記念ベストアルバム『The Best -10th Anniversary- 』のリリース、10月2日からは全国ツアーの開催も決定している。