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53年ぶりの銅メダルを懸けた大一番!今大会二度目のメキシコ戦は総力戦の様相…注目すべき選手、局面は?【東京五輪】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年08月05日

スペイン戦では選手層の差が出る格好となったが…

5試合にフル出場する吉田。森保監督からも全幅の信頼を寄せられている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 前回対戦時のように早い段階で先制ゴールを奪えれば、心身ともに楽な状態で戦えるようになる。守備陣は5試合フル出場の谷晃生(湘南)と吉田の疲労は懸念要素の1つではあるが、酒井はU-24ニュージーランド戦(カシマ)を1試合休んで休養十分だし、冨安健洋(ボローニャ)もスペイン戦出場停止だったため、次はフレッシュな状態でプレーできるはずだ。
 
 遠藤・田中碧(デュッセルドルフ)の消耗もやはり不安視される点ではあるものの、いざという時には板倉滉(フローニンヘン)と中山雄太(ズウォーレ)のコンビで行ける。ここまで来たら、ベンチ含めて総合力で戦い抜くしかない。スペイン戦では選手層の差が出る格好になったが、メキシコとは選手の質はそこまで変わらない。むしろ欧州で活躍している選手の数は日本の方が多い。そこは自信を持っていい。

 加えて言うと、日本はカシマでの試合以外はずっと東京近郊のエリアでの試合が続き、そこまで長距離の移動もしていない。トレーニングを高円宮記念JFA夢フィールドのある千葉で行なえているのも大きなアドバンテージだ。ここまでのホームの利点がある五輪は後にも先にも今回だけ。それだけの追い風を受けてもメダルを取れなければ、この先、当分チャンスは巡ってこないと思った方がいい。

 今回のU-24日本代表には歴史を変える責務がある。森保一監督は常日頃からセーフティな戦い方を選択しがちなだが、どこかで大胆な策を講じることも必要かもしれない。多彩な戦い方を駆使して、53年ぶりのメダルを貪欲に掴みにいってほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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