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53年ぶりの銅メダルを懸けた大一番!今大会二度目のメキシコ戦は総力戦の様相…注目すべき選手、局面は?【東京五輪】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年08月05日

主力の多くが170cm台。セットプレーも重要な局面のひとつ

今大会、日本の攻撃陣で台頭する林。いまだゴールがないが、銅メダルを手繰り寄せる得点に期待したい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 大会を通して見ても、セバスティン・コルドバ(クラブ・アメリカ)の3得点を筆頭に、OAのルイス・ロモ(クルス・アスル)、アレクシス・ベガ(グアダラハラ)、エドゥアルド・アギーレ(サントス・ラグナ)が各々2点ずつ奪っている。加えて、右サイドのディエゴ・ライネス(ベティス)や1トップのエンリ・マルティン(クラブ・アメリカ)といった攻撃タレントを擁する。ハイメ・ロサーノ監督は試合ごとにメンバーを入れ替える傾向が強く、どんなメンバー構成で3決に挑んでくるか読めない部分もある。
 
 一方で日本は主力固定が顕著だから、相手は徹底分析し、対策を取りやすい。特に久保・堂安にはタイトなマークをつけてくるはず。場合によっては人数をかけて封じてくるかもしれない。となれば、別の選手がフリーになれるチャンスが増えるということだ。

 今大会数多くのチャンスがありながら得点に至っていない林大地(鳥栖)、スペイン戦で個の打開力を見せつけた相馬勇紀(名古屋)らには得点機が巡ってくる可能性は大いにある。結局、スペイン戦では採らなかったスピードを誇る前田大然(横浜)の1トップ起用という策も有効かもしれない。彼らアタッカー陣は大一番になればなるほど重圧がかかり、フィニッシュの精度を欠くことになりがちだが、とにかく冷静に落ち着いて戦うことを心掛けてほしい。

 セットプレーをうまく活用することも重要ポイントのひとつ。今大会の日本はリスタートからの得点が取れていない。が、メキシコはDFセサル・サンチェス(モンテレイ)が191㎝の長身である以外は、主力の多くが170㎝台とそれほど大きくない。日本も前線のアタッカー陣は小柄だが、最終ラインは揃って180㎝台で、ヘディングに長けた遠藤航(シュツットガルト)を含めてもっとゴールが取れていいはず。久保の直接FKという武器もまださく裂していない。それをガッチリ守ってくる相手を崩すとしたら、止まったボールを確実に仕留めるのが手っ取り早い。そこに関してはこれまで以上に入念な準備をしてほしい。
 
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