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二枚看板のホットラインが機能! 絶好調の久保&堂安は日本をメダルへと牽引できるか?【東京五輪】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年07月26日

久保・堂安の不在時に森保監督はどんな策を講じるのか

日本が勝ち上がっていくにつれ、森保監督の采配が重要になってきそうだ。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 久保にしても、2019年6月のエルサルバドル戦(宮城)でAマッチデビューしてからの2年間で3度のレンタル移籍を繰り返し、何度も苦境に陥ったが、タフに生き抜く勝負強さを身に着けたのは大きい。そんなクラブレベルでの紆余曲折や成長も、東京五輪での好調につながっている。日本が53年ぶりのメダルを手に入れようと思うなら、彼らの活躍は必要不可欠な要素と言える。

 1つ不安材料があるとすれば、堂安がイエローカード1枚をもらっていること。久保にしてもこの先、警告や怪我の可能性があるため、彼らの決定力と連動性だけに依存していればいいわけではない。
 
 6月以降の親善試合を見ても分かる通り、久保・堂安が揃っている時とそうでない時の攻撃陣の迫力や、得点へのバリエーションは明らかに異なる。森保監督も今のところ、相手の運動量が落ちてきた後半途中からしか、前田大然(横浜)や三笘薫(川崎)などのサブメンバーを投入していないが、どうしても主力と控え組では力の差が感じられる。それを極力少なくし、堂安と久保が1人だけピッチに立っている状態、あるいは両方不在の状態でもアグレッシブに戦えるように仕向けていくべきだ。

 これは非常に難易度の高いテーマだが、森保監督は果たしてどんな策を講じるのか。ここで失敗すれば、9月から始まる2022年カタール・ワールドカップ最終予選にも影響しかねない。その采配にも注視しつつ、今後の戦いを見極めていきたい。

文●元川悦子(フリーライター)

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