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二枚看板のホットラインが機能! 絶好調の久保&堂安は日本をメダルへと牽引できるか?【東京五輪】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年07月26日

フランス戦で頼りになるのは欧州で積み重ねてきた経験値

フランスは第2節で南アフリカと対戦。激しい打ち合いの末、4-3で勝利を収めた。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 ゴールシーン以外を見ても、ポジションチェンジのタイミング、スペースの使い方、それぞれを生かすパスの質や強さなどを含めて、彼らの共通理解はかなり進んでいる印象だ。最前線で力強く身体を張っている林大地(鳥栖)、左サイドの相馬勇紀(名古屋)、遠藤航(シュツットガルト)と田中碧(デュッセルドルフ)の両ボランチとの関係性も不可欠な要素だが、2列目の看板コンビが今の日本の攻撃陣にスイッチを入れているのは確か。揃ってゴールという結果を残している点も含めて、やはり頼もしい存在と言っていい。

 ここまで対峙した南アフリカとメキシコは、2人を完封することはできなかったが、グループステージ突破の懸かる28日の第3節の相手、フランスは最大級の警戒を払ってくるはずだ。4-3で打ち合いを制した25日の南アフリカ戦を見る限りだと、彼らの守備組織は不安定で、ところどころに穴ができ、上位躍進できるレベルにないようにも映るが、8強入りの懸かる試合は別。屈強なフィジカルを前面に押し出してくるだろう。場合によってはラフプレー覚悟の厳しい寄せや当たりも見せるかもしれない。
 
 小柄な堂安と久保が首尾よくフランスを攻略できたとしても、決勝トーナメントに進めば、試合の強度はもっと上がる。厳しいマークをかいくぐり、ゴールという結果を残すことはハードルが高い。彼らはその難題に挑んでいかなければならないのだ。

 そこで頼りになるのが、ドイツ、スペインという欧州5大リーグで積み重ねてきた経験値。堂安は2020年10月のバイエルン・ミュンヘン戦でゴールを奪っているし、久保は今年4月のバルセロナ戦で2得点に絡む活躍をしている。もちろんチームも違えば、メンバーも目指すサッカーも異なるが、強豪相手に結果を残した自信は今大会の一挙手一投足にも影響する。

 例えば、堂安がメキシコ戦のPKの場面で、名手のギジェルモ・オチョア(クラブ・アメリカ)が守るゴールを「小さく見える」と感じながらも、ど真ん中に蹴り込めたのは、やはり蓄積してきた強靭なメンタルゆえだろう。周囲に得点を期待されながらスランプに陥り、メディアに対してもそっけなくなった2019年アジアカップ(UAE)の頃とは、精神的余裕が違うのだ。
 
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