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「20代前半でのクビも仕方ないと…」悩める平川忠亮を浦和のバンディエラに押し上げた存在

カテゴリ:Jリーグ

河野 正

2021年07月22日

「ヒラがうらやましいね」(山田暢久)

94年の入団から20年浦和一筋だった山田。平川のキャリアの大半は、打倒・山田に照準を合わせていた。(C)SOCCER DIGEST

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 ミハイロ・ペトロビッチ監督が着任した12年からの3シーズン、右ウイングバックとして力強い上下動を繰り返し、良質でモダンな攻撃的サッカーを享受。平川は「この監督によって新しいサッカーに出会え、よりサッカーが好きになり、楽しくなった」と述懐している。

 対照的に平川より4歳上の山田は力の衰えを隠せず、同一クラブで史上初のJ1通算500試合出場を達成した13年に引退。山田はこの前年、「もっと若い頃にこの監督とやりたかった。パスと組織で崩すサッカーは一番楽しい、ヒラがうらやましいね」と、この人らしからぬ発言をした。平川には力勝負で勝てなくなったと感じていたのかもしれない。
 
 18年に引退した平川は、1年目に掲げた打倒・山田の目標についてどう整理したのだろうか。いずれにしても山田という存在が、平川を浦和のレジェンド、バンディエラに押し上げた一因であることは間違いない。

  ◇  ◇  ◇

 7月22日の引退試合に向けたオンライン会見では、とても重要なことを述べた。

「レッズでやってきたことの中で、失敗してもチャレンジし続けた先に栄光があることをこのチームで学んだ。未来を担う若い選手も参加するので、これからのレッズをどう良くしていくか、というメッセージを含めた引退試合になります」

取材・文●河野正(フリーライター)
 
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