6人が東京五輪に出場! スペイン各選手のEUROでのパフォーマンスを評価【現地発】

カテゴリ:国際大会

エル・パイス紙

2021年07月16日

批判の標的となったモラタもハードワークは特筆に値

【FW】
アルバロ・モラタ
良くも悪くも今大会のスペインの主役だった。大会序盤はシュートの精度を欠き、批判の標的に。ファンの怒りは拡大し、家族にまで被害が及ぶほどだった。しかしその一方で、ファーストディフェンダーとしてプレスに奔走するなど泥臭い仕事を率先して行ない、ハードバークぶりは特筆に値した。イタリア戦におけるPK戦での失敗がチームの準決勝敗退に繋がったものの、その努力が実を結び、最終的に3ゴールをマーク。大会通算得点を6に伸ばし、スペイン人選手として歴代トップに躍り出た。

フェラン・トーレス
ルイス・エンリケ監督の信頼を得て、4試合でスタメンに出場。2得点・1アシストとフィニッシュの局面での貢献は光ったが、トータルで評価すると、そこまで効果的な働きを見せることはできなかった。
 
ジェラール・モレーノ
ラ・リーガのスペイン人得点王という肩書きを引っ提げ大会に臨んだが、2試合のスタメン出場にとどまり、バックアッパーの域を出なかった。2アシスト、ポーランド戦でのPK失敗という結果は期待外れ。ミケル・オジャルサバル(★東京五輪に参戦)とチアゴ・アルカンタラも同様の評価で、ホセ・ルイス・ガヤはクロアチア戦で及第点のプレーを見せた。アダマ・トラオレはスロバキア戦で12分のみプレー。ディエゴ・ジョレンテ、ダビド・デ・ヘア、ロベルト・サンチェスは出番なしに終わった。

文●ラディスラオ・J・モレーノ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
【関連記事】
“特例”での五輪参戦は、久保建英の去就にどう影響するのか。マドリー番記者に訊く「リスクはある。だが…」【現地発】
「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」
「重要な選手が全てのラインに」イニエスタがU-24スペイン代表に太鼓判!EUROで大ブレイクの18歳には金言
「イニエスタと同じターンができる」バルサ出身ではないペドリが、なぜ独特のサッカーにすぐフィットできたのか【現地発】
「なんなんですかね、彼は」。恩師も想像できなかった冨安健洋の成長曲線【東京五輪メンバーのルーツ探訪】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ