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「8番がこれほど自分を成長させてくれるとは」。欧州移籍の川辺駿が大きな進歩を遂げた要因【広島】

カテゴリ:Jリーグ

中野和也

2021年07月07日

「8番を背負った期間は、自分にとって一番成長した期間」

川辺(8番)は移籍会見で「6番(青山敏弘)の横で、8番をつけてプレーできたことも含め、素晴らしい経験となりました」と語った。写真:田中研治

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「8番がこれほど自分を成長させてくれるとは」

 グラスホッパー・クラブ・チューリッヒへの移籍会見での、彼の言葉だ。

「広島の8番は、偉大な選手たちがつけてきた。そういう8番を引き継ぐからには、責任あるプレーをしないといけない。その意識が自分を成長させてくれたと思っています。8番を背負った期間は、自分にとって一番成長した期間です。6番(青山敏弘)の横で、8番をつけてプレーできたことも含め、素晴らしい経験となりました」
 
 川辺駿によって、広島の8番はさらに重みを増した。次にこの番号をつける選手にとって重荷になるだろうし、もしかしたら川辺が欧州で活躍したあとに復帰して、再び8番を背負うことになるのかもしれない。いずれにしても、広島の8番を背負うことは、相応の覚悟がいる。それが、歴史である。

「背番号など関係ない。番号でプレーするわけではない」

 そう語る選手もいる。かつて川辺もそうだった。だが、その番号が持つ意味や歴史を理解した時、その重みを乗り越えようと努力した時、選手は大きく成長を遂げる。川辺駿が、その定理を証明している。

取材・文●中野和也(紫熊倶楽部)
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