ブンデス日本勢の2014-15シーズン総括|第1弾【内田篤人・酒井高徳・細貝萌】

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年05月25日

身を粉にした守備も空回りしていた印象が否めず。

攻守ともにいまひとつの出来に終わった細貝。それでもダルダイ監督はポテンシャルを評価しており、来シーズンの復調に期待だ。 (C) Getty Images

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細貝萌(MF/ヘルタ・ベルリン)
20試合出場(先発16)・0得点・0アシスト
『キッカー』誌の平均採点:4.03
推定市場価格:350万ユーロ(14年7月)→200万ユーロ(現在)
 
 2011年1月から1年半在籍したアウクスブルク時代からの恩師、ルフカイ監督の解任(19節終了後)を境に、ボランチの定位置を失う。人生初という入院生活を余儀なくされた左足の炎症などもあり、ダルダイ新監督の信頼を勝ち取るには至らず、21節のフライブルク戦を最後に、12試合連続でピッチに立てない苦しい日々が続いた。
 
 前半戦の出来を振り返ると、チームの主力として躍動した昨シーズンほどのプレー水準にはなかった。豊富な運動量を活かし、身を粉にしたディフェンスを披露していたものの、どこか空回りしている印象は否めず、肝心のボール奪取は少なめ。ボール回しの起点としての機能性も高くなかった。
 
 ただし、現役時代にボランチとして鳴らしたダルダイは「以前の細貝はウチでベストのボランチだった。彼を復活させなければならない。(残留争い中の)いまはそれに費やせる時間がない」と漏らしていた。
 
 つまり、ポテンシャルは買われている。プレシーズンキャンプでアピールに成功すれば、来シーズンは主力への返り咲きも。
 
文:遠藤孝輔
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