最も意外な数字はC・ロナウドに関する勝率
CBのペペとともに切り札となりえるのは、18歳にして今大会の登録メンバーに抜擢された左サイドバックのヌーノ・メンデスかもしれない。分析対象30試合における勝率は0%だったが、出場したのは1試合のみ。今年3月のW杯予選は、それぞれ勝利を収めたアゼルバイジャン戦とアンドラ戦の2試合(どちらも対象30試合には含まれていない)に先発フル出場している。
最も意外な数字は、C・ロナウドだった。勝率は50%(22試合11勝)にとどまり、不在時勝率(62%/8試合5勝)のほうが高かったのだ。勝率50%から不在時勝率62%を引いた「-12%」は、ポルトガルのエントリーメンバー中、下から数えたほうが早い19位だと数字は語る(ランキングはこちらhttps://footystats.org/jp/uefa-euro#portugal)。CFの、つまりC・ロナウドの控えと予想されるアンドレ・シウバは勝率50%(20試合10勝)、不在時勝率60%(10試合6勝)だったので、実はクリロナと大差がない。
クリスチアーノ・ロナウドはポルトガル代表に絶対不可欠なのだろうか?
もしかするとこれ、もう“愚問”じゃないかもしれませんね。
データ参照元 https://footystats.org/jp/
取材・文●手嶋真彦