U-24世代GKも所属先で定位置を掴み、今後の成長に期待感も
一方、大迫、谷晃正(湘南)、沖悠哉(鹿島)、鈴木彩艶(浦和)のU-24世代4人に目を向けると、全員Jリーグで定位置を掴んでいる点は大きなメリット。若くフレッシュな分、爆発的成長がないとも限らないだけに、期待値は高まってくる。
特にポテンシャルが高いのは鈴木。2017年U-17W杯(インド)に飛び級選出された頃から「規格外」と評され、2014年ブラジルW杯経験者の西川周作(浦和)も「若くていい選手」と危機感を露わにしていた。そんな18歳の怪物GKは5月9日のベガルタ仙台戦から浦和でポジションを奪い、川口能活(U-24GKコーチ)の持つJデビュー戦から3戦連続無失点という記録に並んだ。
特にポテンシャルが高いのは鈴木。2017年U-17W杯(インド)に飛び級選出された頃から「規格外」と評され、2014年ブラジルW杯経験者の西川周作(浦和)も「若くていい選手」と危機感を露わにしていた。そんな18歳の怪物GKは5月9日のベガルタ仙台戦から浦和でポジションを奪い、川口能活(U-24GKコーチ)の持つJデビュー戦から3戦連続無失点という記録に並んだ。
さすがに東京五輪はあと1か月しか準備期間がないため、出場の道は険しいが、最終予選となれば、後半戦に突入する来年あたりからメンバー入りというシナリオが描けないわけではない。そうやって彼ら若手が爆発的な成長曲線を示してくれれば、日本人GK全体が活性化すはずだ。
現時点では権田、川島ら年長者が有利ではあるが、カタールW杯本番までの1年半でどうGK勢力図が変化するのか。まずは今週末のセルビア戦(11日=神戸)とU-24ジャマイカ戦(12日=豊田)だ。そこでピッチに立つ面々のパフォーマンスをしっかり見極めるところから始めたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
現時点では権田、川島ら年長者が有利ではあるが、カタールW杯本番までの1年半でどうGK勢力図が変化するのか。まずは今週末のセルビア戦(11日=神戸)とU-24ジャマイカ戦(12日=豊田)だ。そこでピッチに立つ面々のパフォーマンスをしっかり見極めるところから始めたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)