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【ポジション別検証|攻撃的MF編】南野、伊東との好連係で2列目キーマンに浮上の鎌田。久保らU-24世代の台頭は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年06月01日

6月シリーズでは新布陣の活用も視野に入れ連係面をさらに強化したい

 6月シリーズでは彼らの関係性を掘り下げ、確固たる土台を築くことが第一だ。3日のジャマイカ戦(札幌)は残念ながら中止になってしまったが(※U-24日本代表との試合が組まれることとなった)、7日の2次予選・タジキスタン戦(吹田)を含めてまだ3試合ある。特に11日のセルビア戦(神戸)は大事に使うべきだ。

 それに加えて、原口や国内組の古橋亨梧(神戸)、坂元達裕(C大阪)らを組み込み、バリエーションを広げることも肝要だ。特に2列目全ポジションをこなせる原口をどう組み込むかは重要なテーマ。ミャンマー戦の後半からトライした4-3-3の新布陣活用なども視野に入れ、連係面を研ぎ澄ませていく必要があるだろう。

「3バックを含めて何個かオプションがあると相手に合わせられる。より強い相手に変化を加えられるのは、際どい試合になった時に大事。自分はハノーファーではほぼ2シーズン真ん中でプレーしていた。中でもサイドでもよさを出していけると思います」と原口自身も適応力には絶対的自信がある様子。ロシア16強を知る生き証人の底力を有効活用する術を森保監督には今一度、考えてほしい。
 
 さらに言うと、東京五輪後にはU-24世代の堂安、久保、三好らも再合流してくる見通しだ。それを踏まえても、やはり6月シリーズでは最終予選を戦う基盤を作り上げていくことに注力すべき。好連係を見せる南野と鎌田にかかる期待は大きい。

 とはいえ、今後のクラブでの動向によっては組み合わせや序列が変化する可能性は否定できない。南野もリバプールに復帰するのか、サウサンプトンに残留するのか、別の道を歩むのかによってパフォーマンスが違ってくるだろうし、鎌田と伊東も移籍の話が出ている。彼らも定位置を掴めない環境に陥れば、代表でのポジションを失うことになりかねない。

 そういうアクシデントが起きた時、原口や堂安、久保、国内組の古橋らをすぐに使えるような体制を整えておくことが、最終予選での臨機応変な戦い、そしてカタールW杯での快進撃につながるはずだ。森保監督にはあらゆる自体を想定しながら、緻密なチームマネージメントを強く求めたい。

文●元川悦子(フリーライター)

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