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【ポジション別検証|攻撃的MF編】南野、伊東との好連係で2列目キーマンに浮上の鎌田。久保らU-24世代の台頭は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年06月01日

欧州での4試合を通じて連係を構築。3月の日韓戦で成果

 こうした成果が2021年につながる。3月の日韓戦(日産)からは伊東、鎌田、南野の3枚がひとつの強固なユニットとなり、効果的なコンビネーションを出し始めたのだ。2021年1月にリバプールからサウサンプトンにレンタル移籍した南野の主戦場が左サイドに移ったこと、鎌田がフランクフルトでダブルトップ下として活躍している点を勘案し、指揮官は代表でもそのままの位置で起用。それが奏功し、攻撃の流れがスムーズになり、チャンスの回数も格段に増えたのである。

「僕はどちらかというと中でプレーしたいタイプ。大地とポジションがかぶらないようにプレーしたいと話していて、大地もすごく周りを見ながらポジションを取ってくれる」と南野が前向きに言えば、鎌田の方も「自分はうまく周りの選手を使えるし、使われる側にもなれる。そこまでゴールを多く取れるタイプではないので、組み立てにも加わり、ラストパスも出せて、得点もできるといった幅広い仕事を意識している」と発言。南野との共存を考えて臨機応変にプレーしていることを明かした。
 
 献身的姿勢の高い2人が柔軟にポジションを入れ替えながら、最前線の大迫勇也(ブレーメン)と絡み合い、攻めに厚みを加えたのは紛れもない事実。右の伊東にしても、矢のようにスペースを突く特徴を押し出している。それぞれの個性がかみ合った結果、最終的には大迫、南野、鎌田の3人、あるいはボランチがゴールを奪うといった明確な形も見えつつある。日韓戦、モンゴル戦、ミャンマー戦(ともに千葉)という直近3試合を消化して、彼らの連携は着実に研ぎ澄まされてきた印象だ。

「大地はどこに立てば相手が嫌かを考えながらすごくいいポジションを取ってくれている。以前よりスムーズに攻撃できている実感があります。拓実君も器用なタイプで純也君は足が速い。右と左で全く違う攻撃の仕方を出せるのは効率がいいし、形になりつつある」とボランチの一角を確保しつつある守田英正(サンタクララ)も手応えを口にしていた。3か月後に迫っている最終予選では、この新2列目トリオがアタッカー陣のベースになる確率が高まってきたのは確かだ。
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