このままでは終わらない、何も諦めていない――和田昌士は相模原の地で“復活”を期す

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年05月01日

「もっとやれるって、自分に期待しています」

チャンスに絡む回数は確実に増えてきている。課題はフィニッシュの精度。「仕留められる力をつけていかないと」。写真:田中研治

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 攻守の両局面で鍵を握る和田は、責任感も強くしている。

「僕は高卒で、プロ6年目。もう24歳か、という感じなので。年下の選手も入ってきていますし、プレーでチームを引っ張って行くぐらいの心構えでやっていかないといけない」

 自身4つ目のクラブとなる相模原で、充実の日々を送っているのは間違いない。ただし、充実イコール満足ではなく、「もっとやれるって、自分に期待しています」とさらなる高みを目指している。

 もう24歳、かもしれないが、まだ24歳、という見方もできる。ここからまた伸びていった選手は、過去に何人もいる。何よりも和田自身がそれを強く望んでいる。まだ何も諦めてはいないのだ。

「ここからまた復活して、活躍して。J1や海外の可能性もゼロではないと思う。サッカーをやっている限りは」
 
 自らの未来を輝かせるためにも、今季は勝負のシーズンになるだろう。過去2年間は秋田、相模原とJ3で研鑽を積み、相模原の一員としてJ2の舞台に戻ってきた。

「去年みんなで頑張って掴んだJ2昇格。それを無駄にしないためにも、チームにとっても、自分にとっても、今年は本当に大事な一年になる。チームとして、まずはこのカテゴリーに残り続けなければならない。そのためにも、僕自身もっともっとやらないと」

 守備に攻撃に大忙しのシャドーは「本当にキツイんですよ」と笑う。発する言葉に“やらされている感”は微塵もない。自分だからできる。もっとできる。もっとやらないといけない――そんな揺るぎない決意が伝わってきた。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

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