• トップ
  • ニュース一覧
  • モンゴルとの圧倒的実力差で手薄ポジションの検証は持ち越し? キャプテン吉田も「まだまだ足りない」と厳しい目線

モンゴルとの圧倒的実力差で手薄ポジションの検証は持ち越し? キャプテン吉田も「まだまだ足りない」と厳しい目線

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年03月31日

守田の台頭でボランチは選手層に厚み

モンゴル戦で代表初ゴールを挙げた守田。遠藤とのコンビで中盤に安定をもたらした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

画像を見る

 FW、サイドバックの2ポジションに比べると、ボランチは選手層の厚みが増した印象だ。2戦連続先発した守田はモンゴル戦でも遠藤といい距離感を保ち、両サイドへ巧みなパス出しも見せていた。さらには機を見てゴール前へ飛び出していく推進力、得点力も光った。そこは今回選外となった柴崎岳(レガネス)にはない部分。稲垣もそこを強みとしている選手で、彼らが加わったことで、「柴崎依存症」と言われた2019年段階の状況からは脱しつつある。

 ただ、逆に遠藤航の進化が凄まじい分、彼が不在のチームが考えられなくなってきた。遠藤自身が「同タイプで感覚的に近い」と認める守田がポルトガルでグングン成長し、ブンデスリーガ・デュエル王と同等レベルの球際やボール奪取力を身に着け、力強さを発揮できるようになれば、彼らを併用することもできるようになる。まずは守田の今後の成長に注目したいところだ。

 日韓戦3-0、モンゴル戦14-0の2連勝はコロナ禍での代表戦強行開催の大きな収穫だが、ぬか喜びは禁物だ。つねに世界基準を見据えながら選手個々がレベルアップに努めていくしか、W杯8強の壁を破る方法はない。「手薄なポジション」と目されるところにいる選手たちの奮起を期待したい。今回の守田が2か月で激変したように、次回IMDまでに急成長を遂げる選手が次々と出てきてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
【関連記事】
【セルジオ越後】14点取って喜んでる場合じゃない!こんな試合をしていたらアジアは世界に追いつけないよ
ハットトリックの大迫勇也が語った“史上最多”14ゴールの要因「できるだけ前につけてくれと…」
「現代サッカーではめったに見られない数字」歴史的14発に欧州メディアも驚愕!「異常な強さで圧倒した」
「彼らは容赦なかった」独仏メディアが日本の“残酷な勝利”を評価する一方…「アジアでは圧倒的なレベル差がある」
U-24日本、田中&板倉の奮闘でボランチ競争激化!一方で「ポスト大迫&長友」問題は…アルゼンチン2連戦検証

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ