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【サニックス杯ベスト11】すでにプロデビュー済みの俊英から期待の1年生まで――シーズンの前哨戦で輝いた原石たち!

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年03月26日

トップ昇格&代表入りを狙う広島ユースの新10番

MF
福井太智(サガン鳥栖U-18/新2年)

左サイドで縦横無尽の仕掛けを見せた新鋭だ。持ち前の基礎技術の高さに加え、今大会は局面をひとりで打開して決定機を何度も演出。ドリブルだけではなく、パス、シュート、クロスの質も高く、抜群の攻撃センスで相手DFに狙いの的を絞らせなかった。今季はトップチームに2種登録され、既に3月のルヴァンカップでトップチームデビュー済。世代別代表でも常時名を連ねるアタッカーはU-18チームに留まらず。今季中のJ1デビューを見据えてさらなる進化を目指す。

淵上涼太(鹿島アントラーズユース/新3年)
今季から指揮を執る元日本代表の柳澤敦監督が期待を寄せる鹿島Jrユース育ちの有望株。今大会はトップ下の位置で攻撃を組み立てながら、隙あらば自らもゴールを強襲した。創造性が高く、ボールを持てば何をするか分からないワクワク感も魅力のひとつ。また、献身的に守備をする姿勢があり、球際でも手を抜かない。攻守両面でチームに貢献できる逸材が今後どのような成長を遂げていくのか楽しみだ。
 
吉田陣平(佐賀東/新3年)
九州新人戦でチームを準優勝に導いた攻守の大黒柱は、サニックス杯でも輝きを放った。中盤の底でボールを捌きながら、隙あらばゴール前に顔を出して強烈なシュートを見舞う。守っても相手に素早く寄せ、球際の攻防で競り負けない。最終日の東海大福岡戦では自ら攻撃の起点となり、最後は強烈なシュートを利き足ではない左足で叩き込んだ。昨季までは球離れが遅く、ドリブルで突っ掛ける場面が多かったが、経験を積んだことで状況判断の悪さも改善。今大会を通じ、もうひとつの上のステージで見たいと思わせた選手のひとりだ。

FW
棚田 遼(サンフレッチェ広島ユース/新3年)
2トップの一角で抜群の機動力と得点嗅覚を示した広島の新10番だ。昨年10月に負傷離脱し、チームに復帰したのは2月。フル出場を果たしたのは3月に入ってからだったが、今大会はキレのあるプレーでコンディションの良さを伺わせて3得点を奪った。鹿島ユースとの決勝ではDFの背後を狙い、相手が嫌がる場所に顔を出すなど、狡猾な動きで攻撃陣を牽引。チームの優勝を引き寄せるPKも冷静に決めるなど、ここ一番での勝負強さも光った。プレミアリーグEASTでは序盤から結果を残し、目標とするトップ昇格とU-18日本代表入りを勝ち取りたい。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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