「これまでの選手たちや監督、コーチはじめ、スタッフのみなさんで作り上げてきた南葛SCのサッカーが、クラブとしていい形に繋がっていると感じます。その南葛SCが求めるサッカーに則って僕に声をかけてもらった。僕としては選手たちに、この先Jリーグを目指すプロセスの中で、引き続きベースを作り上げていく使命、意識を持って取り組んでほしいと思っています」
新型コロナウイルス感染拡大の影響は止まず、2021年シーズンも通常通りのリーグが開催できるかは依然として不透明だ。昨シーズン同様無観客での試合実施もあり得る。
「無観客の試合も多くなるかもしれませんが、サポーターのみなさんがネット中継で画面越しでも楽しんで喜んでもらえるようにベストを尽くしていきたいと思います。南葛SCがこれまで築き上げてきたサッカーを継承して、内容と結果の両方にしっかりこだわり今年1年で昇格できるよう、しっかり準備してやっていきますのでよろしくお願いします」
サポーターにそうメッセージを送る森一哉監督の目には、確かな自信が宿っていた。
(このシリーズ了)
取材・文●伊藤 亮(フリーライター)
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