「暴力は正当化できない」と主将が声明
軽傷を負ったアルバロは「僕は歴史とクラブを取り巻くパッションのためにオランピック・ド・マルセイユにきた。この街は素晴らしく、僕らみんながクラブを愛している。でも今日経験したことは2度と起きてはならない」とコメントした。
そしてこうした混とんのなか、主将ステープ・マンダンダが発したメッセージは、最も説得力を持っているのではないか。
「僕は、オランピック・ド・マルセイユの選手を13年間にわたって務めてきた。このクラブのことは全て知っているし、クラブが引き起こす愛もフラストレーションもわかっている。でも今日の事件で僕は悲しくなったし、受け入れられない。僕らはフットボールの選手だ。どんなスポーツ上の危機があろうと、このような暴力の爆発は正当化できないと思う。平静になる時がきている」
これはサポーターだけでなく、チームメイトにも向けられたメッセージだと言えるだろう。あらゆる諍いをやめ、平静になって、チームが団結し、次の試合に何としても勝つ。それしかないのだ。サムライふたりも、動揺している時間はない。
取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI
【動画】真っ赤に燃える発煙筒を持ったサポーターが集団でクラブハウスに押し寄せる―――戦慄の光景はこちら
【動画】警察が駆け付け、封鎖されたクラブハウス。白い煙で覆われた現場の様子はこちら
そしてこうした混とんのなか、主将ステープ・マンダンダが発したメッセージは、最も説得力を持っているのではないか。
「僕は、オランピック・ド・マルセイユの選手を13年間にわたって務めてきた。このクラブのことは全て知っているし、クラブが引き起こす愛もフラストレーションもわかっている。でも今日の事件で僕は悲しくなったし、受け入れられない。僕らはフットボールの選手だ。どんなスポーツ上の危機があろうと、このような暴力の爆発は正当化できないと思う。平静になる時がきている」
これはサポーターだけでなく、チームメイトにも向けられたメッセージだと言えるだろう。あらゆる諍いをやめ、平静になって、チームが団結し、次の試合に何としても勝つ。それしかないのだ。サムライふたりも、動揺している時間はない。
取材・文●結城麻里
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