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暴徒化したマルセイユのファン250人が乱入…前代未聞の襲撃事件は、なぜ起きたのか?【現地発】

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年01月31日

「暴力は正当化できない」と主将が声明

毅然とした態度で暴力を批判したのが主将のマンタンダ(右端)だ。 (C)Getty Images

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 軽傷を負ったアルバロは「僕は歴史とクラブを取り巻くパッションのためにオランピック・ド・マルセイユにきた。この街は素晴らしく、僕らみんながクラブを愛している。でも今日経験したことは2度と起きてはならない」とコメントした。

 そしてこうした混とんのなか、主将ステープ・マンダンダが発したメッセージは、最も説得力を持っているのではないか。

「僕は、オランピック・ド・マルセイユの選手を13年間にわたって務めてきた。このクラブのことは全て知っているし、クラブが引き起こす愛もフラストレーションもわかっている。でも今日の事件で僕は悲しくなったし、受け入れられない。僕らはフットボールの選手だ。どんなスポーツ上の危機があろうと、このような暴力の爆発は正当化できないと思う。平静になる時がきている」

 これはサポーターだけでなく、チームメイトにも向けられたメッセージだと言えるだろう。あらゆる諍いをやめ、平静になって、チームが団結し、次の試合に何としても勝つ。それしかないのだ。サムライふたりも、動揺している時間はない。

取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI

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