「お袋にはよく引っ叩かれた」から激情家に?「ミランは俺の家」とも【イブラ独占②】

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年01月22日

「バロンドールはまあ言うなれば、偶然のKOパンチみたいなもんだ」

このグールドボーレンの12回受賞に誇りを持つイブラヒモビッチ。(C)Getty Images

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憎しみ
「憎しみっていうのは、ネガティブな感情だ。誰かを憎むなんて、最悪のことだ。リミットを超えているぜ。俺の世界に憎しみという言葉はない。俺は誰も憎んだりしない。嫌いなものは何かと聞かれたら、『人を騙す奴だ』と答えるが、少し頭を働かせれば嘘は見抜ける。わざわざ憎む必要はない。

 俺は俺だが、同時に正反対の存在にもなれる。それは俺が両極を体験してきているからだ。例えば、貧乏と金持ちとかな。俺が嫌いなのは、見せかけの上に成り立っている世界だ。よく有名人は他の有名人に、初めて会った時からまるで知り合いかのように挨拶をする。『やあ、元気かい?』ってな。でも、俺は違う。『俺はお前を知らない』って感じだ。知らない奴は知らない」

「金といえば、バロンドール? でも、俺は受賞した12回のグールドボーレン(スウェーデンの年間最優秀選手)を、たった1回のバロンドールと取り替えたいとは思わないね。なぜならこの12回の受賞は、俺がずっとトップを走り続けていることの証だからだ。これまで俺はワールドカップやユーロ、チャンピオンズリーグなんかで優勝した選手たちを多く見てきたし、もちろんバロンドールを受賞した選手も見てきた。

 だけどだいたい選手は、その1年こそ素晴らしいプレーをするが、その後は消えていく。ところが俺は25歳の時から、つねにトップに留まり続けている。それは何物とも交換することはできないね。バロンドールはまあ言うなれば、偶然のKOパンチみたいなもんだ。ラッキーな一撃だ。でも俺の場合は、ただの運だけじゃない。そこのところを混同されたくはないね(編集部・注/イブラヒモビッチはこれまでバロンドールに11回ノミネートされているが、1度も受賞はしていない。2013年の4位が最高位)」

interview by Serena GENTILE
translation by Akiko TONEGAWA
(C)Sportweek,il magazine de La Gazzetta dello Sport
(C)RCS MediaGroup S.p.a.
※ワールドサッカーダイジェスト1月21日の特集は「名門ミラン、復活」。イブラヒモビッチとアンブロジーニの対談をはじめ、マルディーニTDのインタビュー、戦術分析、トップチーム全選手の貢献度査定、監督&フロントの物語など、ロッソネーロを総力特集している。

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