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「日本人の良さは確実にある。でも課題は…」柴崎岳が思い描く日本代表が進むべきビジョン【インタビュー後編】

カテゴリ:海外日本人

豊福晋

2021年01月21日

「フィジカルを伸ばしていくことはひとつの課題」

昨年10月、11月のヨーロッパ遠征では全4試合に先発。攻撃のタクトを振るった。(C)Getty Images

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――代表チームは友人の集まりではないが、過度な緊張もチームワークにマイナスに作用する可能性もある。最適なバランスをどこに見る?

「どうだろう。指導者じゃないから、理想的なバランスがそもそもあるのかも分からない。最高のバランスというものもないと思う。ただ、少なくとも緊張感はないといけない。極論を言うと、代表チームはアミーゴ(友人)の集まりという感じよりは、ガチガチに緊張感があるほうが良いのかなと。

 友だち意識があって緊張感がないチーム、というのは代表をやっていくうえで良いとは思わない。クラブだと毎日一緒にやっているし、慣れもあるし、どうしようもできない時もある。それをどうマネジメントしていくかは監督の役割。選手はある程度認めるところと認めないところを作ることが大事」
――これからの日本代表はどう進んでいくべきか、描いているビジョンを聞かせてほしい。

「国を例に出すとイメージが先行してしまうけれど、こういうふうになっていきたいという思いはある。やっぱり日本人には日本人の良さが確実にある。それを出していくこと。日本人は真面目に仕事をするし、やれと言われたことをやる精神力もある。近年では、自分でこうだと思ったことを実行するプレーの自発性も徐々に芽生えている。欧州でプレーする選手が増えて、経験や自信を持てるようになったから。試合のなかでこうしようという意識も前よりは出ているし、日本代表としてそれは大事なこと。その点は自分自身にもまだまだ足りないところ。

 あとはやっぱりフィジカルかな。遺伝とまではいかないけど、物理的な体格の差がある。フィジカルの練習や、フィジカルそのものに対する意識もそう。欧州でやると、俺ですら身体的に伸びている部分があるし、フィジカルの強い選手の多い環境でやっていると慣れてくる。意識しなくても伸びていく。そこを日本の育成年代の人たちにどう意識してもらえるか。フィジカルを伸ばしていくことはひとつの課題だと感じる」
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