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「デポルに残留する可能性もあった」柴崎岳が打ち明けた半年前の葛藤【インタビュー前編】

カテゴリ:海外日本人

豊福晋

2021年01月21日

「レガネスでも“それ”はより求められている部分」

テレリフェでも指導を受けたのがマルティ監督。レガネスでも信頼され、コンスタントに出番を得る。(C)Getty Images

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――レガネスという新たなチームで、自分の持ち味や長所を出せている手応えを感じられている?

「今はMFとしての可能性を見出してもらっている。今季はボランチ、インテリオール(インサイドハーフ)、4?4?2のサイドなど、複数のポジションでやっている。どのポジションであっても求められるプレーの質はそこまで変わらないので、それをどこで発揮するか。

 ボランチならチームを回してスムーズに潤滑させていく役割と、前にも積極的に飛び出していくイメージ。前線ではより得点につながるような決定的なプレーを求められるし、イマジネーション、創造性の面で期待されている部分もある。

 今やっているように、多くのポジションをこなせることは出場機会を得るためにも選手として大きな強みになる。マルティ監督は試合の状況や対戦相手により、選手へのリクエストを少しずつ変化させるタイプ。個人的にもそんな監督の要求にどれだけアダプトさせていくかを考えている」
――昨年、「もっと自分を出して人をワクワクさせるようなプレーを見せていきたい」と語っていたのが印象に残っている。その思いは今も変わらずに強い?

「もちろん今でもあるし、レガネスでもそれはより求められている部分だと思う。自分の能力を、チームプレーだけではなくて自分のパーソナリティ的な部分をもっと出してほしいと監督にも言われている。テネリフェ時代もそうだったけど、4年前はまだ日本から来たばかりでそういう考えが強い時期だった。個をどこまで出すのかは良し悪しがあるけど、今自分に必要な部分だと思う。どちらの考え方をしてチームの力になれるのか。その判断を間違わないようにしないといけない」

――10、11月で4試合の親善試合を戦った日本代表では、現在はどういった意識を持ってプレーしている?

「日本代表の10月、11月シリーズでの個人的なプレーで言うと、以前よりもピッチの上で味方に対してコーチングができている実感がある。この点はもっと良くできるし、良くしていきたい。テレビや、スタジアムでもピッチの外からだと少し分かりづらいけれど、細かい部分を追求している。『半歩こっちにいて』とか、『右を見ろ』とか、『後ろ』とか、細かいコーチングをするだけでプレーはしやすくなる。特に、自分より前にいる選手は快適に守備や攻撃ができる。

 自己分析すると、そういった細かい部分ができるようになっているかなと。10、11月の4試合では、特に守備面で収穫があった。ある程度チームのバランスも取れて、安定感があった。チームとしての組織力もあるけど、細かい部分で近い選手に伝える部分を意識してできたのは良かった」

取材・文●豊福晋(サッカーライター)

※『サッカーダイジェスト』1月28日号(同14日発売)より転載。

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