コロナ禍の状況のなか、アイデアや発想の転換が必要
――今年はコロナ禍という面でお仕事に影響したり、変化を求められた部分もあるのではないでしょうか。
伊藤「私の主業務に生前遺品整理がありますが、お客様と直接、接するしか方法がないのが現状です。当たり前のようですが、換気をし、ソーシャルディスタンスを保ち、消毒をしながら作業を行うこと、それからコロナ禍をきっかけにお客様に新たな形で何かを提供させていただけるとしたら、介護施設などにリモートで生前遺品整理の重要性を発信していくなどポジティブな関わり方ができればと思います」
三浦「コロナ禍の今は、いろんなことを感じながら日々を過ごしているんだけど、2021年に東京五輪を開催するのであれば、やはり行動を起こす必要はあるのかなと。その大前提にあるのが、いま勝利君が言ったソーシャルディスタンスであったり、手洗いや消毒といった対策であり、そうしたものを講じて感染に気を付けながらも、やっぱりトライしていかなければいけない」
伊藤「高齢者の死亡原因を考えた時に、ウイルス感染によるものよりも屋内転倒や転落などの不慮の事故のほうが大きな割合を占めています。物を所有しすぎてしまうあまりに生活動線を塞いでしまっていると、屋内転倒を起こしてしまったり、災害時には大型家具や家電が転倒するなど怪我や死亡のリスクはさらに高まります。コロナウイルスに感染するリスクはゼロではありませんが、命を守るということであれば、三密を避けてお部屋の整理をさせていただくことが、私の仕事に合ったコロナウイルスへの向き合い方だと考えています」
三浦「発想の転換やアイデアがいま以上に必要になってくるんじゃないかなと思いますね。そのアイデアが、あまりにも単純すぎて、コロナから守るだけになっているところがあるから、いま勝利君が言ったように、ちょっと発想転換すればやるべき大事なことはまだまだあるんじゃないかなと思います。大賛成ですね」
◆対談者プロフィール◆
三浦泰年(みうら・やすとし)
1965年7月15日生まれ、静岡県出身。静岡学園高を卒業後、ブラジル留学を経て読売クラブに入団。Jリーグ開幕とともに、地元の清水に加入し、初代主将を務める。その後V川崎、福岡、神戸でプレーし、引退後は神戸チーム統括本部長などを経て北九州、東京V、チェンマイFC、富山、鹿児島の監督を歴任した。現在は解説者のほか、株式会社EMAの代表取締役としても活動している。
伊藤勝利(いとう・しょうり)
1989年10月20日生まれ、愛知県出身。家財整理、生前整理、遺品整理を主業務とする株式会社エコトップを創業。リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)に取り組むとともに、これらの自社事業を通じて、サッカー界のエコへの関心度向上も促進している。豊田スタジアムで行なわれる名古屋グランパスのホーム戦ではエコステーションを設置するなどゴミ分別回収にも貢献している。
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
写真●塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)
『サッカーダイジェスト』1月28日号(1月14日発売号)より転載
伊藤「私の主業務に生前遺品整理がありますが、お客様と直接、接するしか方法がないのが現状です。当たり前のようですが、換気をし、ソーシャルディスタンスを保ち、消毒をしながら作業を行うこと、それからコロナ禍をきっかけにお客様に新たな形で何かを提供させていただけるとしたら、介護施設などにリモートで生前遺品整理の重要性を発信していくなどポジティブな関わり方ができればと思います」
三浦「コロナ禍の今は、いろんなことを感じながら日々を過ごしているんだけど、2021年に東京五輪を開催するのであれば、やはり行動を起こす必要はあるのかなと。その大前提にあるのが、いま勝利君が言ったソーシャルディスタンスであったり、手洗いや消毒といった対策であり、そうしたものを講じて感染に気を付けながらも、やっぱりトライしていかなければいけない」
伊藤「高齢者の死亡原因を考えた時に、ウイルス感染によるものよりも屋内転倒や転落などの不慮の事故のほうが大きな割合を占めています。物を所有しすぎてしまうあまりに生活動線を塞いでしまっていると、屋内転倒を起こしてしまったり、災害時には大型家具や家電が転倒するなど怪我や死亡のリスクはさらに高まります。コロナウイルスに感染するリスクはゼロではありませんが、命を守るということであれば、三密を避けてお部屋の整理をさせていただくことが、私の仕事に合ったコロナウイルスへの向き合い方だと考えています」
三浦「発想の転換やアイデアがいま以上に必要になってくるんじゃないかなと思いますね。そのアイデアが、あまりにも単純すぎて、コロナから守るだけになっているところがあるから、いま勝利君が言ったように、ちょっと発想転換すればやるべき大事なことはまだまだあるんじゃないかなと思います。大賛成ですね」
◆対談者プロフィール◆
三浦泰年(みうら・やすとし)
1965年7月15日生まれ、静岡県出身。静岡学園高を卒業後、ブラジル留学を経て読売クラブに入団。Jリーグ開幕とともに、地元の清水に加入し、初代主将を務める。その後V川崎、福岡、神戸でプレーし、引退後は神戸チーム統括本部長などを経て北九州、東京V、チェンマイFC、富山、鹿児島の監督を歴任した。現在は解説者のほか、株式会社EMAの代表取締役としても活動している。
伊藤勝利(いとう・しょうり)
1989年10月20日生まれ、愛知県出身。家財整理、生前整理、遺品整理を主業務とする株式会社エコトップを創業。リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)に取り組むとともに、これらの自社事業を通じて、サッカー界のエコへの関心度向上も促進している。豊田スタジアムで行なわれる名古屋グランパスのホーム戦ではエコステーションを設置するなどゴミ分別回収にも貢献している。
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
写真●塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)
『サッカーダイジェスト』1月28日号(1月14日発売号)より転載

◆会社プロフィール◆
株式会社エコトップ
【代表取締役】伊藤勝利
【所在地】
・本社 愛知県名古屋市西区浄心1丁目1番 浄心ステーションビル北館1階
・フライブルクオフィス ecos office center Freiburg Basler Str. 115,79115 Freiburg im Breisgau Germany
【業務内容】家財整理、生前整理、遺品整理
【ホームページ】http://www.fuyouhinkaisyu-ecotop.com/