【三浦泰年の情熱地帯】野球とサッカーの差はどこに?「やっと嫌われ者になった工藤監督」の見出しに僕が危機感を持ったワケ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年12月17日

毎日できる野球と毎日できないサッカー。何が大きく違ってくるのか?

Jリーグのなかでも、様々な工夫でファンを増やし続けてきた川崎。熱いサポートを受けて3度目の優勝を飾った。(C) SOCCER DIGEST

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 Jリーグとラグビーを比較するのは間違いだ。

 同じフットボールではあるが、大きく異なる競技性と選手のメンタリティを強く思うからだ。

 そして何より議論に意味を持たない。プロとアマチュアの大きな差と分かり得ない壁を感じる。

 しかし、野球とサッカーを比較しても良いであろう。

 プロスポーツとしてのサッカーと野球の違いを考えることで、明るい未来が開けてくるのか、真っ暗闇に入り込んでいくのか、議論のしがいがあるというものだ。

 プロスポーツの観点で見ると、野球は毎日試合ができるスポーツだが、サッカーは連日の試合開催ができない競技である。

 野球は3試合毎、1日休みを入れてホーム、アウェーを回って行く。サッカーは今シーズン、コロナ禍でスケジュールを詰めて行なわれたが、多くても水曜日と土日のどちらかで週に2試合。ただし、これが続けばサッカーの世界では“過密”という。

 競技によって、身体にかかる負担の度合いが違うので難しい問題だが、毎日できるのが野球であり、できないのがサッカーと言えるだろう。

 これによって何が違ってくるのか? 何が言いたいのか?

 大きな違いがあるのだ。一言で言えば、プロ野球選手とJリーグのサッカー選手の給料の差を解くための指標になるのだ。

 試合数によってスポンサーが出せるお金が変わってくる。露出による広告、宣伝効果は大きく異なり、広告を出せる企業の数も、収入額も大きく違ってくる。

 日本のプロスポーツ界ではまだまだ野球の方が儲かり、スポンサーが付くと言われる。

 それなのになぜ、海外は出せるのか? それは海外では野球が盛んではないからだ。プロスポーツ界をスポンサードするパイの大きさから、余計にパイを分け合わなくて済むのである。

 イングランド・プレミアリーグ、スペイン・ラ・リーガ、ドイツ・ブンデスリーガ、イタリア・セリエと何処もプロ野球は発展していない。

 野球はアメリカかキューバくらいで、フランス、ポルトガルでも野球が強いとは聞いたことはない。オランダは少し名前が上がったが、それ程強いというイメージがない。

 そうなると、ひとつのスポーツを応援すれば良い国とそうでない国との援助額は変わって来る。

 この話は僕の預かった現場、監督の役割とは少し離れていてプロスポーツの持つ本質、競技ではないビジネスの話だ。

 ビジネス面でも日本のプロスポーツ、野球とサッカーの差は大きく開いていると思う。
 

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