日本のサッカー界にエコの最新情報をシェアしたい
――三浦さんは伊藤社長のお仕事について、何か興味深い点があるようですね。
三浦「そうなんです。この仕事を業界全体のパートナーシップによって、取り組んでいる部分があると聞いていて。サッカーの世界では、ピッチ上で競合する相手と手を組む場面はなかなかないんだけど、競り合っていく相手とともに手を組んで戦うというのはどういうことなんでしょう?」
伊藤「いま世の中が注目しているのは、SDGs(持続可能な開発目標)ですよね。SDGsの17番目にパートナーシップで目標を達成しようという項目がありますが、それは私の仕事にも通ずるところがあると思うんです。自社で全ての事を対応するということは素晴らしい事ですが、その一方で、活動範囲に限りができてしまったり、同業者が『競合他社化』し生存競争をしてしまい、お客様だけでなく地域貢献も出来なくなってしまう場合もあります。そうではなくて、パートナーシップを組むことによって、知識や技術、資金や資材などを相互で補完すれば、同業者と共存し、自社のみでは達成できない目標も達成できると思うんです。私の拠点は名古屋ですが、関東や関西の同業者とパートナーシップを組ませていただいて、実際にお仕事もさせていただいている。それによって、新たな可能性もできていますし、その地域にあった家財整理や生前遺品整理トレンドもシェアしていただいている。時間や労力のシェアリングエコノミーということにもつながっていると思いますね」
三浦「自分はいつもそういうことをサッカーに置き換えて考えるんだけど、例えばスポンサー集めやファンサービス、プロモーションのやり方といった情報は、まさに56クラブのなかでパートナーシップを組んでシェアできたらいい。もちろん、Jリーグ自体がそういう意味ではパートナーだと思うから、助け合ったり共存したりできる部分はけっこうあるんじゃないかなと、話を聞いて思いました。ただ、トレーニングのやり方や戦術、采配など、現場レベルの話では難しいのかとも思ったけど、大げさなことを言えば日本のサッカーが強くなるためには、もしかしたらそういう面でも共存して、情報を交換していくことは必要な時代になってきているのかもしれませんね」
伊藤「私は選手育成やチーム強化などに貢献するのは難しいですが、スタジアムのエコという面では有益な情報をシェアできると考えています。現在オフィスが名古屋の他にドイツのフライブルク市にあり、そこは世界一の環境首都と言われています。その街にはブンデスリーガ1部のSCフライブルクがありますが、そこはドイツサッカー界初の太陽光発電のスタジアムで、来年オープンする新スタジアムは屋根の太陽光パネルだけでなく、駐車場などのフェンスにも太陽光パネルを設置していて、スタジアムの電力のほとんどを賄えます。他にもゴールネットを紙で作成しリサイクル時に土に還るような施策を行なったり、試合日には公共交通機関が試合のチケットを見せると無料になる仕組みで、車移動のCO₂削減につなげたり、地域ぐるみでエコに取り組んでいるんです。こうした最新情報を日本のサッカー界にシェアし、採り入れていただければすごくやりがいがありますね」
三浦「すごく興味深い話ですよね。エコが実はサッカーと近いところにもあるっていうのは、知らない人も多いだろうし、もっとそうした情報や考え方を日本に浸透させて、ぜひエコの要素がいっぱい詰まったスタジアムを作ってもらえたら嬉しいですね」
三浦「そうなんです。この仕事を業界全体のパートナーシップによって、取り組んでいる部分があると聞いていて。サッカーの世界では、ピッチ上で競合する相手と手を組む場面はなかなかないんだけど、競り合っていく相手とともに手を組んで戦うというのはどういうことなんでしょう?」
伊藤「いま世の中が注目しているのは、SDGs(持続可能な開発目標)ですよね。SDGsの17番目にパートナーシップで目標を達成しようという項目がありますが、それは私の仕事にも通ずるところがあると思うんです。自社で全ての事を対応するということは素晴らしい事ですが、その一方で、活動範囲に限りができてしまったり、同業者が『競合他社化』し生存競争をしてしまい、お客様だけでなく地域貢献も出来なくなってしまう場合もあります。そうではなくて、パートナーシップを組むことによって、知識や技術、資金や資材などを相互で補完すれば、同業者と共存し、自社のみでは達成できない目標も達成できると思うんです。私の拠点は名古屋ですが、関東や関西の同業者とパートナーシップを組ませていただいて、実際にお仕事もさせていただいている。それによって、新たな可能性もできていますし、その地域にあった家財整理や生前遺品整理トレンドもシェアしていただいている。時間や労力のシェアリングエコノミーということにもつながっていると思いますね」
三浦「自分はいつもそういうことをサッカーに置き換えて考えるんだけど、例えばスポンサー集めやファンサービス、プロモーションのやり方といった情報は、まさに56クラブのなかでパートナーシップを組んでシェアできたらいい。もちろん、Jリーグ自体がそういう意味ではパートナーだと思うから、助け合ったり共存したりできる部分はけっこうあるんじゃないかなと、話を聞いて思いました。ただ、トレーニングのやり方や戦術、采配など、現場レベルの話では難しいのかとも思ったけど、大げさなことを言えば日本のサッカーが強くなるためには、もしかしたらそういう面でも共存して、情報を交換していくことは必要な時代になってきているのかもしれませんね」
伊藤「私は選手育成やチーム強化などに貢献するのは難しいですが、スタジアムのエコという面では有益な情報をシェアできると考えています。現在オフィスが名古屋の他にドイツのフライブルク市にあり、そこは世界一の環境首都と言われています。その街にはブンデスリーガ1部のSCフライブルクがありますが、そこはドイツサッカー界初の太陽光発電のスタジアムで、来年オープンする新スタジアムは屋根の太陽光パネルだけでなく、駐車場などのフェンスにも太陽光パネルを設置していて、スタジアムの電力のほとんどを賄えます。他にもゴールネットを紙で作成しリサイクル時に土に還るような施策を行なったり、試合日には公共交通機関が試合のチケットを見せると無料になる仕組みで、車移動のCO₂削減につなげたり、地域ぐるみでエコに取り組んでいるんです。こうした最新情報を日本のサッカー界にシェアし、採り入れていただければすごくやりがいがありますね」
三浦「すごく興味深い話ですよね。エコが実はサッカーと近いところにもあるっていうのは、知らない人も多いだろうし、もっとそうした情報や考え方を日本に浸透させて、ぜひエコの要素がいっぱい詰まったスタジアムを作ってもらえたら嬉しいですね」