右ウイングに移動すると、途端に攻撃面での存在感が低下
シワススポルは決して守備の強いチームではなく、久保に対するマークも緩かった。ハイリズムで撃ち合いになった試合展開も追い風になった。
ただ後半、エメリ監督による4-3-3へのシステム変更に伴い、久保のポジションが右ウイングに移動すると、途端に攻撃面での存在感が低下した。むしろ自陣深くまで戻って同サイドのサイドバックと連携して守備に奔走する場面のほうが目立っていたのは既述した通りだ。
それが4-4-2であれば、セカンドトップというポジションが提供される。ジェラール・モレーノの壁は厚く、ポジションを奪取するのは大きな困難が伴うが、久保がどのポジションでどういった環境を用意すれば輝くかが明確に明らかになったことが、ビジャレアルがこのシワススポル戦で得た大きな収穫であった。
文●アレハンドロ・アロージョ(戦術アナリスト)
翻訳●下村正幸
ただ後半、エメリ監督による4-3-3へのシステム変更に伴い、久保のポジションが右ウイングに移動すると、途端に攻撃面での存在感が低下した。むしろ自陣深くまで戻って同サイドのサイドバックと連携して守備に奔走する場面のほうが目立っていたのは既述した通りだ。
それが4-4-2であれば、セカンドトップというポジションが提供される。ジェラール・モレーノの壁は厚く、ポジションを奪取するのは大きな困難が伴うが、久保がどのポジションでどういった環境を用意すれば輝くかが明確に明らかになったことが、ビジャレアルがこのシワススポル戦で得た大きな収穫であった。
文●アレハンドロ・アロージョ(戦術アナリスト)
翻訳●下村正幸