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“リアル南葛SC”のサポーターとスポンサー。自発的な活動で支える地元の仲間たちと描くクラブの未来

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2020年10月13日

46万人の葛飾区住民へくまなくアクセスし続けた先にある光景とは…

地域での積極的な活動を見せる南葛SC。キャプテン翼の街からJリーグ参入を目指す。写真提供:南葛SC

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 地域活動とファン・サポーターとの交流、そして企業とのパートナーシップ。今でも多くの案件が動き、今後さらに増えていくことは目に見えている。だが正直、これまでの活動が目に見えて効果をているとは、まだ感じられない。

「これからカテゴリーがひとつ、ふたつと上がっていった時に、初めて効果が目に見えてくるのではないかと。“どこかで聞いたことのあるクラブがいよいよ上がって来たな”と思ってもらえるように」

 葛飾区の人口は約46万人。田山GM補佐の頭の中には今後の道筋と、見たい風景がある。
「葛飾区に住むほとんどの方が興味を持つイベントといったら選挙くらいでしょう。だから老若男女問わず、趣味を問わず、区内に住んでいる人にくまなくアクセスしていくには、なにかひとつ大きなことをするのではなくて、小さく細かくてもいろんな活動をしていかなければなりません。ホームの奥戸総合スポーツセンターの陸上競技場のバックスタンドにも人が入るようになれば。現状、メインのスタンドは埋まるようになりましたが、バックの芝生席に子どもと戯れながら試合を観戦するファミリーが広がってくれたら。その時はかなりの手応えを実感できると思います」

 Jリーグを目指すクラブとして、カテゴリーを上げていくことは大事だが難しい。一方で、地元密着を実現させるのも同じくらい大切で難しい。いま撒き続けている種はいつ、どのような花を咲かせるのか……。“その時”が楽しみだ。
(文中敬称略)
※このシリーズ了

取材・文●伊藤 亮
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