• トップ
  • ニュース一覧
  • 「耐えがたいコメディー」仏版クラシコの “惨劇”を地元メディアが痛烈批判!称賛された数少ない戦士とは…【現地発】

「耐えがたいコメディー」仏版クラシコの “惨劇”を地元メディアが痛烈批判!称賛された数少ない戦士とは…【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

結城麻里

2020年09月15日

コロナ禍から戻った守護神が最後の砦に

再三の好セーブでパリSGを完封したマンダンダ。 (C)Getty Images

画像を見る

 マンダンダは、8月中旬に新型コロナウィルスに感染(無症状)して家に籠り、すでに治癒して感染力が皆無だったにもかかわらず、フランス代表スタッフの届け出ミスで代表を離脱する羽目に。さらには、クレールフォンテーヌからマルセイユに帰ろうとして、飛行機搭乗まで拒否される憂き目に遭った。

 日ごろ穏やかな彼も、さすがに苛立ったという。だがそんな感情など全て乗り越え、この大一番で、目を見張るようなスーパーセーブを連発したのだった。

 そしてもうひとり、酒井宏樹もいた。苛立ちに巻き込まれることなく、それでいて黙々と戦士に徹し、またしてもネイマールに勝った。とりわけ10番の股抜きを見抜き、膝と地面の間にピタリと挟んでみせたシーンは圧巻だった。

 ネイマールは苛立ち始めたのは、1対1で酒井に勝てなかったからという印象さえある。思えば、これまで一度も、この日本代表DFとのマッチアップで上回ったことはないのだから、イライラするのも当然かもしれない。

 パルク・デ・プランスを舞台にしたクラシコでパリSGが敗れたのは、10年ぶり(2010年2月28日以来)。さらにシーズンを2連敗でスタートしたのは、何と36年ぶりのことだ。もちろんコロナ禍による例外とはいえ、なにやら1990年代のクラシコの雰囲気が漂った一夜だった。

 今週のパリ地方は異常な高温になる予定である。そんななかでも、ドゥゴール記者は皮肉をこめて、こう締めくくっている。「今週、首都の上空には夕立がくるとアナウンスされている」――。

取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI
 
【関連記事】
「人種差別は許されない」「悪い敗者だ」ネイマールとアルバロの対立が泥沼化! 両クラブも全面衝突へ
「僕らが愛してやまないサカイ!」9年ぶりの仏版クラシコ勝利! フル出場で勝利に貢献した酒井宏樹の評価は?
「お前はチビだ」「下手くそめ」ネイマールに人種差別疑惑のマルセイユDF、4年半前のメッシとの口論に再脚光!
「サルと呼ばれた」仏版クラシコで退場処分のネイマール、 “人種差別発言”にブチギレ!「お前のことはリスペクトできない」
「スパゲッティの再来」コロナ感染から復帰したネイマールの 新ヘアスタイルにファン驚愕!「後頭部のインパクトが…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ