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「耐えがたいコメディー」仏版クラシコの “惨劇”を地元メディアが痛烈批判!称賛された数少ない戦士とは…【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

結城麻里

2020年09月15日

ネイマールの態度には非難轟々

ネイマール(右)に対して粛々と対応し続けた酒井(2番)。 (C)Getty Images

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 ネイマールについては、夜の討論番組『L’EQUIPE DE SOIR』でも大きな話題となった。「彼にはどうも、苛立ちを抑制できないという弱さがある。まるでココット・ミニュット(蒸気を噴き出す圧力鍋)だ」(『France Football』誌のデイヴ・アパドゥー記者)といった嘆息が相次いだ。

 さらに「恥のレッド」と題した記事を執筆したメリザンド・ゴメズ記者も、「ヒロキ・サカイがチャレタ=ツァルのミスをフォローしなければならず最初のイエローを食らったが、これは言うほどのこともなかった」としたうえで、「最初の火は、その直後にネイマールとパイエの間で発火した」と指摘。

 次いでマルセイユが先制した場面では「ネイマールが38分から一気に苛立ちを募らせていた」、「ディ・マリアとアルバロ・ゴンサレスのデュエル後には、アルバロがディ・マリアから唾を吐きつけられたと主張」、「パレデスがパイエの足にスパイクを突っかけたのは、レッドにして然るべきだった」、「ダリオ・ベネデットのゴールが帳消しにされたが、VARはこれを訂正すべきだった」と全シーンを細かく振り返り、最後にネイマールの口汚いツイートが紹介された。

 それとどうやら、パリSGを率いるトーマス・トゥヘル監督まで、堪忍袋の緒が切れそうな状態だったようだ。試合後、ヴィラス・ボアス監督に「お前、ロト(賭け)をやったな」と発言したという。

 これに対し、勝利チームの指揮官は、「お前もアタランタ戦でロトをやっただろ」と返答したようだ。そして試合後の会見では、「トゥヘルをすごく評価しているんだ。僕は彼みたいにプレーできないけど、やってみたいよ。パリ・サンジェルマンは非常にいいフットボールを発展させている」と微笑みながら持ち上げる余裕を見せたのだ。

 対照的に余裕がなかったのは、パリSGのスポーツディレクター(SD)のレオナルドだ。こちらもカンカンで、審判をこっぴどくこき下ろし、この試合を担当すべきだった別の審判名まで挙げて侮辱した。このため、討論番組に出席していた、元選手のリュドヴィック・オブラニャックは、「彼がこんなことを言う権利はどこにあるんだ!」と非難した。

 選手、審判、マルセイユ・サポーター、監督、SDと、ほぼ全員がブチギレだったこの試合。その中で、黙々と大仕事をしたのは誰か――。それはマルセイユのGKステーブ・マンダンダだった。
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