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東南アジア各国が目標とする2026年W杯出場。ノウハウを提供するJリーグの狙いとは?【アジア戦略のいま #2】

カテゴリ:Jリーグ

長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年07月07日

26年W杯出場を目指すASEAN諸国のサッカー界。代表の主力の多くがJリーグでプレーすれば…

ロシアW杯で日本代表を率いた西野監督が指揮を執るタイ代表。カタールW杯アジア2次予選では、ベトナム代表(赤)などと熾烈な争いを繰り広げている。(C) Getty Images

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 チャナティップの活躍だけでなく、その後はタイ代表の主軸であるティーラシンやティーラトンがJリーグの舞台で躍動。タイのトップ選手がJリーグでも堂々と活躍できることを証明してみせている。今季はJ1で4人となったタイ人選手だが、近年はクラブ側が直接選手を視察したり、スカウトする動きも。当然、代理人も東南アジアをマーケットとして視野に入れて動く状況となっている。

 同時にJリーグ側も視察ツアーのアレンジを継続して、ASEAN諸国での人材発掘を引き続き支援する。昨年、ベトナム代表とマレーシア代表の視察を行なった際には、15クラブほどの強化スタッフがスタンドから目を光らせた。

「2026年のワールドカップは開催国枠が48に拡大されますが、ASEAN諸国はここをひとつのターゲットとして出場を目指しています。例えば、ベトナムが初出場すれば大変な騒ぎになると思うのですが、その時に代表チームの主力の多くがJリーグでプレーしていれば、またJリーグの人気やファンの数は格段に伸びていくでしょう。そんな状況を作っていければと思っています」

 アジアでのJリーグ人気の向上やファンの増大が実現すれば、ビジネス面での飛躍も大いに期待できるだろう。次回は、すでに生まれている事象も含め、「アジア戦略」による具体的なメリットについて見ていきたい。

第3回に続く。次回は7月8日(水)に公開。

取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb)
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