「目標はマドリーに戻ることではない」
――パーソナルコーチとしては感慨深いですね。
「昔やっていた練習がフラッシュバックしたりもします。ああやって練習していたことが
ラ・リーガでこうなるんだ、みたいな。右足のキックは、左足をいつか助けてくれると思ってずっと練習してきたんですが、早くもそれが活きた。それを気づかせてくれたのはアンリ。トップ・オブ・トップがどうトレーニングしてるかなんて、普通に生きてきたら分からないじゃないですか。あの時のアーセナルは、(ロベール・)ピレスや(デニス・)ベルカンプもいて、いちばん強い時だった。ヴェンゲルのおかげで、トップレーヤーの練習を間近で見たり、彼らが話していることを聞いたりできたことが、建英への指導にも生きているんです。
僕は中村俊輔選手(現・横浜FC)にも映像を提供していたので、ヴェンゲルに指導を受けたことやストイコビッチとプレーしたことが、俊輔に繋がり、それがまた建英やピピに受け継がれている。自分がこれまで培ってきたことを通して、トップレーヤーがここは絶対に重要だと考えていることを、建英やピピに僕なりの方法で伝えていきたい、という思いが強いですね」
――目標であるマドリーのトップチーム昇格については?
「(トップに上がることが)目標ではないです。目標はマドリーに戻って活躍すること。いつもそういう捉え方をしていて、バルサやマドリーに行くのが目的じゃなくて、そこで活躍して、バロンドールを獲るという所まで意識を持って建英はやっているだろうし、持っていなきゃいけない。(マドリーに)戻ることよりも、戻って結果出すことが大事ですし、いつもそういう考え方でここまでずっとやってきてました。まだまだ先は長いし、やるべきことはたくさんある。とはいえ、1年目としては素晴らしい滑り出しをしているし、最高の経験を積んでいると僕は感じます」
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●DAZN
「昔やっていた練習がフラッシュバックしたりもします。ああやって練習していたことが
ラ・リーガでこうなるんだ、みたいな。右足のキックは、左足をいつか助けてくれると思ってずっと練習してきたんですが、早くもそれが活きた。それを気づかせてくれたのはアンリ。トップ・オブ・トップがどうトレーニングしてるかなんて、普通に生きてきたら分からないじゃないですか。あの時のアーセナルは、(ロベール・)ピレスや(デニス・)ベルカンプもいて、いちばん強い時だった。ヴェンゲルのおかげで、トップレーヤーの練習を間近で見たり、彼らが話していることを聞いたりできたことが、建英への指導にも生きているんです。
僕は中村俊輔選手(現・横浜FC)にも映像を提供していたので、ヴェンゲルに指導を受けたことやストイコビッチとプレーしたことが、俊輔に繋がり、それがまた建英やピピに受け継がれている。自分がこれまで培ってきたことを通して、トップレーヤーがここは絶対に重要だと考えていることを、建英やピピに僕なりの方法で伝えていきたい、という思いが強いですね」
――目標であるマドリーのトップチーム昇格については?
「(トップに上がることが)目標ではないです。目標はマドリーに戻って活躍すること。いつもそういう捉え方をしていて、バルサやマドリーに行くのが目的じゃなくて、そこで活躍して、バロンドールを獲るという所まで意識を持って建英はやっているだろうし、持っていなきゃいけない。(マドリーに)戻ることよりも、戻って結果出すことが大事ですし、いつもそういう考え方でここまでずっとやってきてました。まだまだ先は長いし、やるべきことはたくさんある。とはいえ、1年目としては素晴らしい滑り出しをしているし、最高の経験を積んでいると僕は感じます」
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●DAZN