「象徴は間違いなく小笠原さん」(鄭)
鄭はまた、09年シーズンのリーグMVPに選ばれた鹿島の“レジェンド”小笠原の存在を介して、このチームの伝統の勝負強さについて推察する。
「(09年鹿島の)象徴は間違いなく小笠原さん。うっちー(内田篤人)も『小笠原満男なくして鹿島はない』と言っていますし、練習の強度が高いのは小笠原さんのマインドがクラブに伝わっているからでしょう」
この勝負強さについて、「歴代トップかな」と評価する佐藤は「勝つために何をするべきかチーム全体で整理されていて、全員のベクトルが合っていた。そうでないと、3連覇は成し遂げられませんよ」と分析する。
チームを構成する個々の顔ぶれについて「タレントも揃っていました」と言う興梠は、「前年に連覇した時のメンバーがほとんど残っていて。例えばFWだったらマルキと俺がレギュラーで、その他にも(田代)有三さんがいて、大迫(勇也)が新人として入ってきて。誰が出ても同じように質の高いサッカーができたし、ハイレベルな競争が生まれていました。その緊張感が結果につながったんじゃないかな」と思い返す。鄭は、「清水で17、18年とチームメイトだった(増田)誓志は常に自分を追い込む性格で、サッカー選手の鑑。09年の鹿島を選んだのは、彼に敬意を表す意味もあります」と明かす。
本企画の総合ランキングでは4位という結果に終わった「09年鹿島」だが、Jリーグの歴史にその名を深く刻んだ“最強ぶり”が色褪せることはない。昨季は無冠に終わった元祖“常勝軍団”が、ザーゴ新監督を迎えて新体制で臨む今季、かつてのような強さでタイトルを掴む姿を期待したい。
構成●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
取材・文●高村美砂(=宇佐美貴史)、サッカーダイジェスト編集部(=佐藤寿人、興梠慎三、鄭大世)
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この勝負強さについて、「歴代トップかな」と評価する佐藤は「勝つために何をするべきかチーム全体で整理されていて、全員のベクトルが合っていた。そうでないと、3連覇は成し遂げられませんよ」と分析する。
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