• トップ
  • ニュース一覧
  • 「キレイに言うなら憲剛のおかげ」“ミスターフロンターレ”伊藤宏樹氏が振り返る飛躍の2006年シーズン

「キレイに言うなら憲剛のおかげ」“ミスターフロンターレ”伊藤宏樹氏が振り返る飛躍の2006年シーズン

カテゴリ:Jリーグ

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年06月04日

大久保対策は「いかにイライラさせるか」

伊藤氏には、オンライン上でインタビューに応じてもらった。※写真はインタビュー中のスクリーンショット

画像を見る

――伊藤さん自身はこの試合で先発フル出場を果たしました。
 
「全然覚えてないんですよ。メディアの評価が僕だけめっちゃ低かったんで、駄目だったのだと思います(笑)。相手に大久保嘉人や西澤明訓さん、名波浩さんがいたのは覚えていますけど、あまり(自分の)印象はないんですよね」
 
――セレッソには後に川崎で3年連続得点王にも輝く大久保選手がいました。6月にスペインのマジョルカからJリーグに復帰したばかりでしたが、当時はどう見ていましたか?
 
「メディアに取り上げられている有名人という印象しかなかったですね。やんちゃなイメージだったので、こっちからしたら、いかにイライラさせて平常心でプレーさせなくするかって、そう思ってプレーしていたと思います(笑)。後にチームメイトになって、頭の良い選手だったというのは初めて知りましたけどね。当時のC大阪は特徴ある選手や力のある選手がたくさんいました。あれだけのメンバーがいて、なぜJ2に落ちてしまったんだろうと改めて思いますね。今、自分は強化の立場にいますが、チーム作りは難しいんだなと改めて感じています」
 
――アウェーにも多くのサポーターが駆け付けていました。
 
「当時はホームスタジアムでも、めったに満員にはならなかった。もともとJ1優勝と、等々力を満員にしようっていう目標を掲げながら頑張っていました。チームが強くなるにつれて、アウェーにも人が来てくれるようになったのをだんだん実感し始めたシーズンでもありました。でもまだまだ本当のお客さんを掴んでいないというのも分かっていたので、自分たちが強くなるのと同時に、サッカーだけではなく、ピッチ外でもいろんなことにトライしていました。協力的な選手が多かったですし、そういうことも含めて色々なことにチャレンジしたシーズンだったと思いますね」
 
――2006年以降、川崎は毎シーズンのように優勝争いに食い込む強豪になりました。
 
「キレイに言うなら憲剛のおかげなんですよね(笑)。本当にクラブがコツコツやってきて、生え抜きの選手が成長しながら、補強にも成功して。だんだん自信が生まれて、ようやく実になってきたという感じでした。スカウト陣と強化部の方々に感謝したいですね」
 
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●DAZN
【関連記事】
「この試合でやっと認められた」元日本代表MF羽生直剛氏が回顧する“伝説のダービー”
「ちょっとだけ恩返しできたかな」元日本代表FW大黒将志が語る“ガンバ大阪の初優勝”
「多くの方がピッチ内外でアシストしてくれた」元日本代表FW永島昭浩氏が語る“最後のVゴール”
大久保嘉人が選ぶJ歴代最強チーム「得点王になれたのは川崎のおかげ。公園で遊んでいる感覚やった」
サッカー関係者54人が選んだ「Jリーグ歴代ベスト11」の最強メンバーは? 最多得票は日本が誇る司令塔!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ