アジアカップ2015

日本はアギーレを信じるべきだ――旧知の『マルカ』紙記者が綴る

カテゴリ:日本代表

ファン・カストロ

2015年02月01日

アギーレは正しい仕事をしている。

アギーレは正しい仕事をしている。結実の時は必ず来ると、旧知のカストロ記者はエールを贈る。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 アジアカップでベスト8敗退という悲劇に見舞われたとはいえ、内容や采配という点ではポジティブだったはずだ。日本はたしかに躓いた。それでもすぐに立ち直ることができる。それだけのタレントは揃っているのだ。今大会ではそのことが十分に確認できた。
 
「目標はあくまでも2018年のロシア・ワールドカップだ」
 アギーレはそう言った。それまでに、日本サッカーのメンタリティを変えることが彼に課された使命である。日本サッカー協会は、ロシアW杯を見据えた長期プロジェクトをアギーレに託したのだ。
 
 アギーレは正しい仕事をしている。実を結ぶ時は必ず来るだろう。アジアカップでの戦いぶり、指揮官の采配から、日本の人々もそう感じているのではないか。
 
 日本はアギーレを信じるべきだ。
 
 告発の行方はおのずと明らかになる。現時点では、彼の立場を危うくする要素はひとつもない。そして客観的に見ても、日本代表の成長をたしかに感じることができる。
 
 アギーレは24時間日本のことを考えている。東京に住む彼の家族、妻のシルビアと息子のミケルも日本の文化の中にすでに溶け込んだそうだ。温かく迎え入れてくれた日本人に感謝しているという。
 
 アギーレはなにも心配していない。早くて2月、おそらく3月に発言の機会はやってくる。そこで自らが信じる無実を証明するだけだ。
 
文:ファン・カストロ(マルカ紙記者)
翻訳:豊福晋
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