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「死ぬまでやる」元流経大柏高監督・本田裕一郎氏が語った“人生最後の挑戦”。72歳の勝負師は新天地で何を志すのか?

カテゴリ:高校・ユース・その他

小須田泰二

2020年03月04日

「青森山田や静岡学園は大きな存在かもしれないけど、化け物ではない」

 好きな武将は「織田信長」。本田氏は戦国時代の「桶狭間の戦い」の話を例に挙げ、流経大柏時代のように、国士舘の生徒たちの闘争心を掻き立てている。

「あの桶狭間の戦いで、2万5000人の今川義元に対し、3000人の織田信長が勝った。青森山田や静岡学園は大きな存在かもしれないけれど、化け物ではない。強いと言われるチームに挑んでいく闘争心こそが一番必要なんだって。よくそういうことを生徒たちには言っている。そうした負けん気の強いチーム作りを、ここでやってみたい。国士舘を“戦う集団”にさせるつもりだよ。東京はいま戦国模様だけど、強力なチームがいない。かつての帝京のようなチームが出てこないとやっぱり寂しいしね。勝負事が好きかって? 本当は好きじゃないよ。一番ストレスがあるし、健康に良くない(笑)。だけど、何度も言うようだけど、サッカーの本質は勝ち負けなんだよ。だから勝つことを目指す。これからも前進、前進ですよ」

 かつての帝京のような絶対的な王者へ。「生涯現役」を宣言した72歳の勝負師のもと、新生・国士舘が高校サッカー界に旋風を巻き起こす。

取材・文●小須田泰二(フリーライター)

▼プロフィール
本田 裕一郎(ほんだ ゆういちろう)
1947年5月1日、静岡県生まれ。順天堂大卒業後、千葉県市原市教育委員会を経て、75年に市原緑高に就任。その後86年に習志野高に転勤し、95年のインターハイで初の日本一に。2001年より流通経済大柏高に赴任し、2007年の全日本ユースを皮切りに5度の全国制覇を成し遂げた。今春より国士舘高サッカー部のスーパーバイザーに就任した。
 
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