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“リアル”南葛SCは2020年をどう戦う?「全選手との面談」「サポーターとの交流」からGMが導き出した来季の方針

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2020年01月03日

「選手は十分揃っていると考えていますし、今の陣容で文句を言うのはおかしいと感じているので」

熱心な南葛SCのサポーターたち。岩本GMはチームを温かい目で見守ってくれていると語る。写真:田中研治

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 全選手との面談、そしてファン・サポーターとの交流。こうした触れ合いから判断材料を洗い出し、決断した2020年シーズンの形。切り替える部分と切り替えない部分とでいえば、岩本GMによるもうひとつの決断は「2019年シーズンの選手をベースに戦う」ということだ。

「先日行なったセレクションでもいい選手がいましたし、補強も動いてはいますが、昨年、一昨年のような、いわゆる大型補強は予定していないです。正直、選手は十分揃っていると考えていますし、今の陣容で文句を言うのはおかしいと感じているので。ただ、練習参加は求めています。週4回ある練習のうち、最低3回は来てほしいと。この条件を満たせない選手は、転職ができないのであれば選手登録できないという話をしています。週1、2回しか練習に来られない選手が試合に出ると、出ていない選手から不満が出るし、コンディションも整えづらいですから」

「やっていくなかで身につけていくこと」としながら、GMとして心がけていることがある。

「一喜一憂しない。やるべきことを、淡々と、正しいと思うことを積み重ねていく。仮説と検証の連続で、正しいと思うことを積み上げていくことで最終的には目標に辿り着くと考えているので。小手先よりも正しいことを繰り返していく。勝敗はいくら確率を積み上げても相手があることなので絶対はありません。でも我々はJリーグに上がったらおしまいというクラブでもありませんから」

 目の前の小さなことから改善をひとつずつ行いながら、はるか先の大きな成果を見据える。どちらかではなく、その両方を見極める目がGMには必要だ。(文中敬称略)

※第3回に続く。次回は1月10日(金)に公開予定です。

取材・文●伊藤 亮
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