「今年ダメだったら、いろいろ(移籍も含めて)考えるところだったでしょうね」
試合後、大卒で入団し生え抜き選手として9年間横浜FCに在籍し続けてきた佐藤謙介は、「9年は長かったですが、今年初めてJ1に値するチームになれたと思います。去年や2012年のプレーオフで負けた時より確実に強いでしょう。常に自分たちの力が、相手を上回っている感覚で戦えました。逆に今年ダメだったら、いろいろ(移籍も含めて)考えるところだったでしょうね」と語る。
4年目のイバは「4年間の思いが叶ってハッピーです。中国でプレーした時も2部のチームを1部に昇格させたことがありますが、今回の横浜FCのケースは格別。なぜならサポーターに愛されていると強く感じるからです。中国の時とは比べ物になりません」と振り返った。
4年目のイバは「4年間の思いが叶ってハッピーです。中国でプレーした時も2部のチームを1部に昇格させたことがありますが、今回の横浜FCのケースは格別。なぜならサポーターに愛されていると強く感じるからです。中国の時とは比べ物になりません」と振り返った。
3位でプレーオフに回り、アディショナルタイムの失点で敗れた2018シーズンに稼いだ勝点は76。今季の勝点は79。去年足りなかった何かに、まさに一歩加えた形での自動昇格となった。勝って勝って勝ち続けて、それでもなかなか突き抜けられないJ2は、世界的に見ても厳しい2部リーグと言えるだろう。そのリーグにおいて、序盤で大きく躓きながら目標を達成したことを今は誇っていい。就任後は19勝7分3敗、7連勝が始まった20節以降に限れば17勝5分1敗(45得点・17失点)という圧倒的な戦績を残した下平監督の手腕も見事だった。
取材・文●二本木昭(フリーライター)
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