「若い奴らが増えた」「今年ダメなら移籍も…」横浜FC、13年ぶりJ1昇格の裏側に見えた意外なサポーター事情と選手たちの率直な想い

カテゴリ:Jリーグ

二本木昭

2019年11月26日

フリューゲルス時代からのコアなサポーターは1割未満。13年前の昇格を知る者も4割程度

試合後、カズと中村が肩を組んでツーショット。松井も含め、元日本代表のレジェンドたちが来季J1の舞台で躍動するか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 今季のJ2リーグで2位となった横浜FCが13シーズンぶりのJ1昇格を確定させた。最終節までもつれた自動昇格争い。ここでは、昇格を決めた42節・愛媛戦のマッチレポートを、13年前の昇格を知る筆者だからこその感慨や視点を散りばめつつお送りする。

――◆――◆――

 2019年11月24日のニッパツ三ッ沢球技場は、キックオフ2時間前の時点でスタンド内を思うように歩けないレベルの混雑ぶり。12時45分にはメインスタンドのホーム側が満席となるほどだった。

 試合前、まず話を聞いたのは横浜FCのコアなゴール裏サポーター。30代後半の男性でフリューゲルス時代からの筋金入りのファンだという。
「このゴール裏辺りでも、フリューゲルス時代からというのは1割に満たないんじゃないでしょうか。13年前の昇格を知る者となると4割ぐらいですかね。チームの方針が明確になって、目に見えて強くなった3年前ぐらいから若い奴らが増えてきて、彼らにいろいろ引き継いでもらっています」

 正直、そこまでゴール裏のサポーターの新陳代謝が促されているとは意外だった。ファンの高齢化がひとつの問題となっているJリーグにおいては、悪くない傾向にあると言えるだろう。

 その足でバックスタンドへ。ピッチの中央付近最前列の席に陣取り、一眼レフのカメラを構えた家族連れの推定40代男性に声をかける。
「朝9時半ぐらいから並んでこの席を確保しました。去年、東京ヴェルディに負けたあの悔しいプレーオフのときも三ツ沢にいて、その思いもあってどうしても昇格の瞬間をカメラに残したくて、今日も来ました。ファン歴は3年ほどです。今年は妻も子どももちょくちょく来るようになって、Jリーグの楽しさを感じてくれているようで、上の子はアウェーの岡山戦(41節/〇1-0)にも連れて行きました。昇格というのが大変なことだということは、子どもなりに分かっているみたいです」

 この日の三ツ沢の開場時刻は、クラブメンバー先行入場が11時30で、一般入場が11:45だった。最高の席を得るために並ぶ目安として9時30分という時刻は参考になるだろう。

 さらに愛媛のゴール裏まで足を運ぶ。13年前に横浜FCが昇格した時の最終節も三ツ沢での愛媛戦であり、そのときにもこのゴール裏にいたという40代と思しき猛者に取材することができた。
「横浜FCの高木監督が退席処分になって、サポーターを煽りながらピッチを去っていったことはよく覚えています。俺らにとっては(J2参入)14年目になっても、この三ツ沢で一回も勝てていないことが問題で、大宮がどうなろうと知ったこっちゃありません。まあ、横浜FCが負けて昇格を決めたら面白いとは思いますが」

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