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【戦評|U-22代表】「東京五輪、大丈夫?」不安膨らむコロンビア戦で噴出した最も深刻な課題は…

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年11月18日

ポジティブな要素を挙げるとすれば…

三好を投入し、システムを変えた62分からは攻撃が活性化。わずかながら新たな可能性も見られた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 集まる回数が限られているからこそ、密に話し合う必要があるが、その点でやはりA代表とは経験の差があるのかもしれない。A代表経験のある堂安が「今回の1週間、多くのコミュニケーションを取って、高い意識で取り組んだけど、難しさを感じた」という。中山が感じているように、やはりチーム全体にコミュニケーションの重要性がまだまだ浸透していないのかもしれない。それが今回、結果として表われてしまった。

 そうした反省材料ばかりが目に付く試合で、ポジティブな要素を挙げるとすれば、三好康児、堂安、久保というレフティのテクニシャン3人を共存させる形を見出せた点。62分に三好を投入し、2列目にこの3人を並べる4-2-3-1システムに変更してからは、「何かしら起こりそうな雰囲気はあった」(堂安)。改めて個の能力の高さを示していたのだ。
 
 だからこそ、チームとして連動できていないのは、もったいない。「アタッキングサードに入ることができれば、必ずチャンスを作れますし、ゴールにつなげていける力はある。そこまでどう運んでいくかっていうところが、大事かなと思っています」という三好の言葉が、まさにこのチームの課題を物語っている。

 苦味ばかりが残る国内初お披露目の試合は、少ない活動機会でもチームワークを高める必要性を改めて感じさせられた一戦だったに違いない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
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